『暮しの手帖』の元編集長、松浦弥太郎さんといえば、「ていねいな暮らし」を思い浮かべる方も多いだろう。もちろん冷凍食品なんて使わないよね...と思いきや、松浦さんが責任編集を務める『おいしいのひみつ くふうとアイデア絶品おうちごはん』(高橋書店)、第1弾のテーマは「冷凍食品と市販のおそうざい」だ。
本書は20代~40代の働く男女に向けて、料理を楽しく・うれしく・おもしろくするためのレシピシリーズ。年2回発行で、第1弾は11月10日に発売された。
テーマは「冷凍食品と市販のおそうざい」。いずれも「手抜き」のイメージがあるが、そこは松浦さんの責任編集。ちょっとした「くふうとアイデア」で、手抜き感ゼロの絶品おうちごはんに早変わりする。
冷凍食品を担当したのは、小林まさみさん。冷凍野菜ミックスを使った野菜たっぷりのごまみそ豚汁や、冷凍えびシュウマイを使った具沢山のエスニックスープなど、味に変化があり、体が温まるレシピを紹介している。
買ってきてそのままレンジでチンするおそうざいも、きじまりゅうたさんの「ひとくふう」でこの通り。メンチカツをほぐしてケチャップとソースをくわえて混ぜ合わせれば、立派なミートソースになる。もしかして、ソースを一から作るよりも、おいしかったりして......?
他にも「豆と乾物の賢い使い方」「はかりのいらない極上おやつの作り方」「松浦家のとっておきレシピ」などを掲載。今すぐ使えて便利な情報ばかりだ。
冷凍食品や市販のおそうざいに頼るときに感じていた罪悪感が薄らぐどころか、積極的に取り入れたくなる。忙しいからこそ「ていねいな暮らし」のエッセンスを上手に取り入れ、こころもおなかも満たしたい。
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