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4500年も続く祭りは何の匂いをかぐのか?

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組のエンディング付近でおすすめ書籍をご紹介しています。

 ※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」

 前回2021年10月4日は、「お祭りをもっと活性化するには?」をテーマに放送。
 編集部からのおすすめの本は『一度は観たい 日本の祭り』(昭文社)。

 どんな内容なのかは、書評記事「知ってますか? 秋祭りと夏祭りの感じが違うわけ!」も合わせてご覧ください。


写真は『一度は観たい 日本の祭り』(昭文社)

 番組では、‪歌人の田中章義さんと、祭り専門家でオマツリジャパン代表の加藤優子さん‬が「お祭りをもっと活性化するには」というテーマで熱いトークを繰り広げました。‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬

お祭りの魅力

加藤 オマツリジャパンは、お祭りで日本を盛り上げることをミッションに掲げ、多面的に全国のお祭りをサポートしています。
 取り組みのきっかけは東日本大震災です。震災後、沈んだ世の中でお祭りのパワーに触れ、学んできたことをその方面に活かしたいと考えました。特に青森のねぶた祭りにて、人間の根底にある喜びを呼び起こすお祭りのパワーに魅了されました。祭を目的に日本を訪れる人が増えたら嬉しいですね。
田中 お祭りは世界共通です。日本の「祭」という言葉を世界の共通言語にしたいです。
 お祭りをあえて一つ挙げるとしら、古代エジプトから4500年続くエジプトのシャンム・ナシームが良いですね。直訳は「春の匂いをかぐお祭り」で、季節の香りを楽しむということが4500年も続いていることに感動します。

お祭りをもっと活性化するには

加藤 今の課題は、少子高齢化による人手不足、資金不足、幅広い世代で楽しめるコンテンツ不足、広報宣伝力不足などです。
 これに対し、例えば月間500万PVある我々のお祭りサイトを活かし、お祭り版食べログのように各自のお祭りページを作ってもらい広報活動のサポートをしています。
 主催者に寄付が入る応援型お祭りグッズの販売もしています。
田中 コロナ禍でたくさんの人を集めるお祭りの開催は、世界共通で難しいです。必ずこの時期に開催しなければならないという発想ではなく、もっと自由な感性でお祭りができたら良いですね。
 お祭りごとに個性を出して、固定概念を崩して多様な楽しみ方が生まれて欲しいです。お祭りはクリエイティブに創作していく余地があると思います。

 次回は、本日10月11日(月)19時から引き続き「お祭りをもっと活性化するには?」をテーマに放送。
 詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!


 ※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」




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