自宅で料理をすることの多い今、極力自炊の手間を減らしていきたい。だからこそスイッチを入れるだけで調理が完了する調理家電の需要が高まっている。中でも特に手軽なのが「電気圧力鍋」を使った時短調理法である。
といっても、「電気圧力鍋」への敷居が高いが多いのも事実。そこで、初心者でも簡単に電気圧鍋を使って絶品料理を作ることができる『はじめての電気圧力鍋 毎日使える絶品レシピ 』(家の光協会)を紹介しよう。
本書は、料理研究家のみないきぬこさんが、やわらか煮豚やビーフシチューなどのごちそうから、かぼちゃのポタージュや丸ごとかぶのとろとろバタースープまですぐに使えるレシピを多数紹介している。操作法やお手入れ方法もわかりやすく解説しているので、初めて電気圧力鍋を使う人も安心だ。
作り方はいたって簡単。内釜に切った材料と調味料を入れ、スイッチを押すだけ。あとは自動で加圧調理をするので、多くても2~3ステップで出来上がるうえ、時短調理になる優れものなのだ。一度使うと、その手軽さのあまり、手放せなくなってしまう魔法のアイテムである。最近では、便利な機能がついた新商品も続々登場している。
レシピページは、とてもわかりやすい構成になっている。紙面の一部を紹介しよう。
例えば、お鍋で煮込むと長時間かかる煮豚。付け合わせの煮卵やチンゲン菜まで電気圧力鍋ひとつで短時間にできてしまう。かたまり肉をタコ糸でしばる必要もない。圧力調理前と調理後、ゆで卵を煮る、チンゲン菜を煮る、それぞれの工程がわかりやすい写真が掲載されている。たった3ステップで、味が良くしみ込んだ、煮崩れしていない煮豚と付け合わせが出来上がる。火を使わないのでキッチンが暑くならないのも嬉しい。
肉じゃがも圧力調理なら簡単にできる。じっくり煮込みたい牛すじごぼうのみそ煮も居酒屋に負けない味がたった3ステップで完成。
そのほか、骨つき照り焼きチキン、丸ごとロールキャベツ、豚スペアリブの煮込み、ぶり大根、金目鯛の煮付け、ポトフ、カポナータ、たこのやわらか煮、鶏むね肉のしっとり蒸しなど、作ってみたくなるレシピが多数掲載されている。大豆料理やスープストック、中華風炊き込みおこわやおしるこ、りんごのコンポートも。
目次は以下の通り。
Part1 ごちそうおかず
Part2 肉のおかず
Part3 魚のおかず
Part4 野菜と豆のおかず
Column スープストック3種
Part5 ごはんとおやつ
メーカー別加圧時間の目安
簡単に短時間で美味しい料理ができる「電気圧力鍋」を使って、毎日の料理をもっと手軽に楽しもう。家族みんなの笑顔も、もれなくついてくる!
■みない きぬこさんプロフィール
料理研究家。女子栄養大学を卒業後、料理家・枝元なほみさんのアシスタントを7年半務め、独立。雑誌やTVなどで活躍するほか、母校では調理実習の非常勤講師も務める。著書に『はじめてのストウブ 素材別シンプルおいしいレシピ』(池田書店)、『腎臓病 低たんぱく質の肉魚おかず』(女子栄養大学出版部)ほか。
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