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料理の何がしんどいって「毎日キッチンに立つこと」じゃない?

暮しの手帖別冊 気分を大事に 続ける料理

   料理でもっとも大変なことは、「毎日キッチンに立つこと」ではないだろうか。趣味なら途中でやめられるけれど、食事づくりはそう簡単にやめられない。今日さぼったら、明日はちゃんと作らなきゃ、という気持ちがストレスになることも。続けることがしんどくなった時は、テイクアウトに頼るのもいいが、「気分」を変えてみるのも一案だ。

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   2021年9月16日、暮しの手帖別冊『気分を大事に 続ける料理』(暮しの手帖社)が発売された。忙しい日や疲れた日、どんな日でも気分を大事にしながら、料理や食べることが楽しくなるようなレシピを紹介している。

滝沢カレン・よしながふみの「台所に立つモチベーション」とは?

   巻頭の特別取材では、カレー好きで知られるタブラ奏者のU-zhaanさん、第8回料理レシピ大賞を受賞した滝沢カレンさん、人気マンガ『きのう何食べた?』の作者、よしながふみさん、「やり過ごし料理研究家」のやまもとしまさんが台所に立つモチベーションを語る。

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   「何が食べたいのかを真剣に考えると、毎日気分が変わることに気づきます」と語るのは、北インドの伝統的な打楽器、タブラ奏者のU-zhaanさん。定番の玉子料理を披露。

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   滝沢カレンさんは「せっかく学校を卒業して大人になったのだから、自分が食べる料理くらい、遊びながら感覚的に作りたい」と語る。

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   1章から4章では体と心の声に応えて、無理なく続けられる料理術を11人の料理家が伝授。気持ちに無理をせず、健康的な料理を作ることができる。

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   季節の変わり目に合わせたレシピや、既製品をうまく料理に取り入れてひと手間をなくすレシピも紹介されており、実用的だ。難しいレシピではないのに、彩り豊かでおいしそう。

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   5章「夢中になって楽しむ料理」では、料理の楽しさを実感できるレシピを紹介している。ゴールを設けず自由に料理する日や好きなものを好きなだけ食べる日、家族のリクエストに応える日など、テーマを設けるとがぜん、やる気が出てくる。休日などに腕を振るってみてはいかがだろうか。

   本誌に登場する料理家は以下の通り。

角田真秀さん
近藤幸子さん
しらいのりこさん
上田淳子さん
今井真実さん
若山曜子さん
荻野恭子さん
今泉久美さん
ツレヅレハナコさん
山口祐加さん
白央篤司さん

   料理や食べることが好きでも、毎日台所に立ち続けていると、「なんでもいいから作らなきゃ」という意識が強くなり、義務感に変わってしまう。そんなときは、本書をパラパラとめくってみれば、「これ、食べたい」が見つかるかも。明日の元気をくれるやさしさが詰まったレシピ集。


※画像提供:暮しの手帖社


  • 書名 暮しの手帖別冊 気分を大事に 続ける料理
  • 監修・編集・著者名暮しの手帖編集部 編
  • 出版社名暮しの手帖社
  • 出版年月日2021年9月16日
  • 定価1,430円(税込)
  • 判型・ページ数A4変形・144ページ

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