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もはや女性の生き方の領域!34の仕事術とは?

 自信もないし、私なんてフツーな人と思っている方でも、毎日がうまく回りだし仕事ができるようになる34の術があるという。

 その34の術をまとめたのが『「フツーな私」でも仕事ができるようになる34の方法』(田村麻美 著、日経BP)だ。

 はたしてどんなものか気になって本のページをめくると、その方法は日々の仕事の中でできるものがほとんどで、ちょっとした努力こそが大切なのだと改めて気づかされた。

写真は、『「フツーな私」でも仕事ができるようになる34の方法』(田村麻美 著、日経BP)

 著者の田村麻美さんは「東京都足立区で一番気さく」だという税理士。自身の経験をもとに「女性が見た目以外の武器を持って、人生を幸せに生きる方法」を提案した書籍『ブスのマーケティング戦略』(文響社)も話題となった。

 著者は税理士なので一般のビジネスパーソンには参考にならないのではないか?と心配になる方もいるかもしれないが、本書を読み始めてすぐその心配は払拭されるだろう。

34の方法とは

 本書に出てくる34の方法とはいったいどんなものだろうか。さっそく、具体的にご紹介したい。

 ひとつは、5番目の方法として紹介されている『「期限」を決めてさっさと働く』だ。

 田村さんは、これまでの人生で、大事な目標はすべて期限を決めてきたという。ハタチまでに彼氏を作る。30歳前にまでに税理士資格を取る。30歳までに結婚する。以上が田村さんの目標だったそうだ。

 この目標は普通の人生設計のように見えるが、いずれも「いつまでに」「何を」が設定されている。仕事に置き換えると極めて基本的。トラブル防止の第一歩にも挙げられるTODOの基本だ。


 田村さんは、目標を決めるときは期限も決めることについて次のように記している。

 数ある選択肢のなかから、迷いなく決断するのは難しい。だからこそ、目標を立てるときは、同時に「期限」も決めておく。その期限までに達成できないときは、潔くきっぱりと諦める。いつまでも、ズルズルと未練を持ってしまうのがイヤだからだ。
 特に、キャリアに関わる目標を考えるときに、心に留めておきたいのが自分の「市場価値」という視点だ。

 もうひとつは、23番目の方法『深刻なメールの後はフォローの電話を入れる』。

 多くのビジネスパーソンの方は、もはや説明不要の行動だろう。しかし、このセクションで評者が注目したのは、電話でフォローすること自体だけではない。田村さんは『相手が「メール派」か「電話派」か知っておく』ことが大切だと言っている。

 相手がどのようなコミュニケーションを望んでいるかを確認しながら、うまく使い分けることが大切なのだという。まさに方法と目的をはき違えないことの大切さを語っているのだ。

生き方の領域ともいえる仕事術

 以上のように、本書に収録されている34の方法は、日々の中でしっかり仕事に向き合えばできそうな術がほとんど。そして、紹介されている方法ごとに「今日からできるTODO」も書かれているので、すぐに実践できる親切な構成になっている。

 さらに、本書には、キャリアや人生に迷ったときには、本能レベルの欲求に向き合うことなど、なかなか一般のビジネス書では読めない生き方の領域ともいえる仕事術が書かれている。読んでいると、なぜか腑に落ちるのも田村さんが自身の経験や思いをそのまま記しているからなのかもしれない。


 

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