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19歳で世界を震撼させた、天才女性作家。生き方に響く「名言」を読もう

サガンの言葉

1954年、世界中を震撼させた少女がいた。その名もフランソワーズ・サガン。19歳の時に発表したデビュー作『悲しみよ こんにちは』が世界中で爆発的ヒットを記録する。その若さで作家としての才能を開花させ、瞬く間に時代の寵児となった彼女は、センセーショナルなライフスタイルまでも憧憬の的となり、社会的、文化的なアイコンとなっていった。

本書は『オードリー・ヘップバーンの言葉』『マリリン・モンローの言葉』『ココ・シャネルの言葉』『ジェーン・バーキンの言葉』『マドンナの言葉』『カトリーヌ・ドヌーヴの言葉』に続く「読むことで美しくなるシリーズ」第7弾である。

ここでは、サガンの残した言葉を追いかけ、彼女の生き様に迫った。「絶対的知性」と言わしめた彼女の内側には何があったのだろうか。ここで本文の一部を紹介する。

「善というものが、自分の思っていたものより曖昧だということに気づいたのです」
「人を踏みにじるような人間の底に、じつはやさしい、傷ついた心が潜んでいるなんて言わないでください。人間はその人の行動以外の何ものでもありません」
「人は孤独のなかで生まれ、孤独のなかで死んでゆくのです。その間はなるべく孤独にならないように努めるのです」

生涯のテーマは孤独と愛だ。孤独に耐えられず寂しさに押しつぶされようになっているあなたに贈る一冊だ。

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画像は、『サガンの言葉』(大和書房)

フランソワーズ・サガンさんは、1935年フランス・カジャール生まれ。19歳の時に発表した『悲しみよ こんにちは』が世界的なベストセラーとなる。そのほかにも、『ブラームスはお好き』『冷たい水の中の小さな太陽』など世界中で翻訳される人気作を生み出した。2004年に69歳で死去。

著者の山口路子さんは「ミューズ」「言葉との出逢い」「絵画との個人的な関係」をテーマとした作家。美術エッセイ『美神(ミューズ)の恋~画家に愛されたモデルたち』(新人物文庫)などの代表作がある。

※画像提供:大和書房

 
  • 書名 サガンの言葉
  • 監修・編集・著者名山口 路子 著
  • 出版社名大和書房
  • 出版年月日2021年2月12日
  • 定価本体700円+税
  • 判型・ページ数文庫・232ページ
  • ISBN9784479308539

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