8月28日発売の「プレジデント」(9月18日号)は、「稲盛和夫名言録&ラストメッセージ」という大特集を組んでいる。
2019年7月、稲盛氏が半生をかけて取り組んできた「盛和塾」最後の世界大会が開かれた。評伝を執筆するなど稲盛氏をよく知る作家・北康利氏が、その要諦を語っている。
また稲盛氏が深くかかわった二つの企業、京セラの山口悟郎・代表取締役会長と日本航空の藤田直志・取締役副会長が稲盛フィロソフィの神髄について語っている。
さらに、レノバ会長の千本倖生氏、鹿児島大学稲盛アカデミー長の武隈晃氏らが「経営の神様」の言葉学として寄稿している。稲盛氏の名言が記事の中にいくつも引用されている。
・一日一日をど真剣に生きる ・環境が変わったら自分を変えろ ・動機善なりや、私心なかりしか
このほかにも「稲盛和夫が愛した『B級グルメ』探訪記」などの記事もあり、稲盛ファンには見逃せない一冊になっている。
次期首相という声も上がってきた菅義偉官房長官の戦略的人生相談の第9回も載っている。「金遣いの荒い彼女と金銭感覚が合いません。結婚も考えているのですが難しいでしょうか」という質問に、「人生には『長期戦略』の視点が必要。家庭の『財政』について考えてみましょう」と回答している。その中で携帯電話料金の見直しを求めたことをさりげなくアピールしている。
ところで、この「戦略的人生相談」は、いつまで続くのだろうか? 首相による人生相談が実現したら、すごいことになるだろう。ひょっとしたら、次回が最後になるかもしれない。連載開始時から話題になっていたが、いましばらく見逃せない。
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