本を知る。本で知る。

アラフィフの「なんとなく不調」を解消。自律神経を整える方法3選

MyAge2021年夏号

   ほてり、頭痛、不眠、冷え性......多くのアラフィフ女性が悩む様々な不調。本記事では、そんな「なんとなく不調」と上手く付き合っていく方法を、3つの女性誌から紹介する。

ツボで不調にアプローチ!

book_20210804124329.jpg

   『Myage2021年夏号』には、「更年期に効く!『ゆるツボ』BOOKが付いている。生活習慣を整えると毎日の積み重ねが必要だが、ツボなら簡単に不調に対してアプローチできる。倦怠感やホットフラッシュに効くツボを紹介しよう。

■なんかぐったり...倦怠感に有効なツボ

足三里

book_20210804124352.jpg

   膝のお皿の外側にあるくぼみから、指4本分下のすねの骨の外側にある。親指で押したり、人差し指や中指、薬指でさすったりする。

■突然の大汗...ホットフラッシュに有効なツボ

三陰交

book_20210804124410.jpg

   ツボの位置は、内くるぶしの中央から指4本分上、すねの骨の後ろ側のふちにある。親指で押したり、手のひらで温めたりすると良いとのこと。

   他にも不眠やめまい、ストレスに有効なツボなどが特集されている。暑さで体に負担がかかりがちな夏を乗り切るためにも、ぜひ参考にしてほしい。

「夕方ツライ症候群」には4・4・8呼吸法

book_20210804124427.jpg

   『eclat 2021年8月号』では、「エクラ世代を悩ませる『夕方ツライ症候群』」を特集。夕方になるとひどい眠気に襲われたり、やる気がでなかったり、抑うつ状態になったりと症状は深刻だ。

   主な原因は更年期やストレス。「夕方ツライ症候群に悩むのは、もともとエネルギーボールが大きく、今までなら多少の無理がきいた人たちでしょう」と東京女子医科大学東洋医学研究所所長の木村容子医師は言う。アラフィフになってもつい今までどおりに頑張ってしまい、夕方にガス欠になってしまうようだ。加えて、新型コロナウィルスや職場での責任、家族問題など様々なストレスが症状に追い打ちをかけている。

   「夕方ツライ症候群」を克服するには、自律神経を整えるために睡眠や食生活などの生活習慣を見直すことが必要だそうだ。ここでは、自律神経を整えるための「4・4・8呼吸法」を紹介する。

■自律神経を整える4・4・8呼吸法

1. ラクな姿勢で椅子に座り、鼻から息を吐ききる。
2. 4秒かけて鼻から息を吸う。
3. 4秒息を止める。
4. おなかを絞るようなイメージで、8秒かけて鼻から細く長く息を吐く。
5. 2~4を4回繰り返す。1時間~1時間半おきに行うと、自律神経が安定し、体内リズムも整いやすい。

   「4・4・8呼吸法」を行う前に、ストレッチを行うと効果的だ。左右の肩先に指を乗せ、肩甲骨を寄せて胸を張り、両肘で大きく円を描くように前から後ろへ、後ろから前へ、5回ずつぐるぐる回す。

毎日の養生で不調知らずに

book_20210804124445.jpg

   『ゆうゆう2021年8月号』(主婦の友社)では、「50代からの『何となく不調』はこう解消」を特集している。女性ホルモンの急激な減少により、不眠、のぼせ、冷え性、耳鳴り、頭痛、抑うつ......などなど様々な不調が現れる。女性外来の普及に力を入れている天野惠子医師は、更年期の不調の原因を女性ホルモンの減少だけでなく、子どもの自立や親しい人の死、親の介護、老後の不安などの環境の変化にもあると言う。そのため、「心と体の全体でとらえる」ことが改善には大事とのこと。「悪い部分だけ治す」といった西洋医学的なアプローチだけではなく、体の不調を内側から根本的に見直していく東洋医学的なアプローチも必要だ。

   また、不調を更年期のせいだと思いこんでいたら、別の病気だったということも......。自己診断をせず、病院を受診して原因を明らかにしておこう。自覚症状がない病気が隠れていることもあるので、健康診断を定期的に受けることも重要だ。

   その上で、健康に過ごすにはどうしたらよいのか。「どの年代でも元気に過ごすための基本は生活習慣です」と天野先生。ここでは「心身の健康を守るための5つの原則」を紹介しよう。

心身の健康を守るための5つの原則

1. 早寝・早起き
自律神経のバランスを整えるためには、よく眠ることが大切。

2. ストレスをため込まない
ストレスは自律神経のバランスを崩し、更年期症状の悪化や動脈硬化、脂質異常症などの生活習慣病を引き起こす原因にもなる。

3. 適度な運動を習慣に
骨密度を維持し骨量を増やすには骨に負荷をかけよう。

4. バランスのよい食事
意識してとりたい栄養素は、カルシウムやイソフラボン、たんぱく質など。

5. 毎日湯船につかる
体を温めて全身の血流がよくなることで更年期の不調もやわらぐ。

   また、漢方医学を取り入れることも有効とのこと。漢方医学には「養生」という概念がある。これは、生活習慣の改善により健康を取り戻したり、病気を防いだりする方法だ。先述の「心身の健康を守るための5つの原則」も養生に当たる。コロナ禍ということもあり、生活を見直しやすくなっている。この機会に生活習慣を整えて、養生を意識しよう。


※画像提供:集英社・主婦の友社


 
  • 書名 MyAge2021年夏号
  • 出版社名集英社
  • 出版年月日2021年7月 1日
  • 定価1,150円(税込)
  • ISBN9784081023288

オンライン書店

暮らしの一覧

一覧をみる

書籍アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

漫画アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?