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人間のテクノロジーが環境を壊してきたが、守るのもテクノロジーだ

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。

※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」

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 前回2021年6月29日は、「2030年、環境とエネルギーの未来を考える」をテーマに放送。

 番組では、‪ 株式会社イノカCEOの高倉葉太さんと東京ガス株式会社専務執行役員の岸野寛さん‬が、今、企業にできることや現在の取り組みについてトークを繰り広げました。‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬

現在の取り組みについて

高倉 イノカが取り組んでいる「環境移送」とは、環境を切り取ってどこにでも移送できるという技術です。
 この技術を使って、死滅の危機にあるサンゴ礁を守るべく、地球の医者になることに注力しています。東京であらゆるサンゴの研究や、海では出来ない新しい研究をしています。
岸野 東京ガスでは、2030年に向けて3つの挑戦を掲げています。
 1つは「CO2ネットゼロをリード」。
 2つ目は「価値共創のエコシステムの構築」。エネルギーだけでは会社は成長できません。ビジネスパートナーと新しいビジネスを生み出していく必要があります。
 3つ目は「LNG(液化天然ガス)バリューチェーンの変革」。パイプラインでしっかり儲け、小売ではバリューチェーンそれぞれで利益を出す必要があります。

企業が今できること

高倉 地球温暖化が減ることで、何がどう守られているのかというイメージを持てていないので、企業は新しいルールを無理やり課せられていると感じてしまっています。価値が変化していく今のタイミングを逆手にとって、新しいビジネスを作るチャンスです。
 人間が作ったテクノロジーが環境を壊してきたのも事実ですが、それを守るのもまたテクノロジーです。我慢する方向に萎縮するのではなく、新たな技術で地球と共生する未来を作っていくべきだと思います。
岸野 企業ごとに独自の取り組みがあって良いと思います。
 我々が取り組まなくてはならないのはCO2の出ないメタンガス(天然ガス)ですね。
 メタンガスが燃えると水とCO2になります。ここを無くすため、空気中から回収したCO2と水素を合成させるとメタンガスと酸素になります。このメタンガスは空気中のCO2から作っているので、燃やしてCO2を出したとしてもカーボンニュートラルです。
 今はまだ現実的ではありませんが、2050年に向けて挑戦していきたいです。

 次回は、7月5日(月)19時から引き続き「2030年、環境とエネルギーの未来を考える」というテーマで放送。
 詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!




 

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