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エネルギーを豊富に持たない日本が脱炭素を実現するには

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。

※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」

 前回2021年7月5日は、「2030年、環境とエネルギーの未来を考える」をテーマに放送。

 番組では、‪ 株式会社イノカCEOの高倉葉太さんと東京ガス株式会社専務執行役員の岸野寛さん‬が、世界的に見た課題や未来に向けてできることなどについてトークを繰り広げました。‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬

未来に向けてできること

高倉 「2030年までに二酸化炭素排出量削減目標を2013年度比46%減にする」という政府が掲げる現在の目標は実現不可ではないかという声もありますが、日本にもグリーンエネルギー関連のベンチャーも増えています。
 色々なプレイヤーが様々な取り組みをしており、海外の気候変動を止めようとするコミュニティも入ってきています。ビハインドはありますが、高い技術力で、我々が手を組んでいけば、実現可能だと思います。
岸野 できないと否定せずに、可能性を追求し取り組んで行くことが大切だと思います。
 我々も具体的に、二酸化炭素の吸収技術を研究するベンチャー企業と一緒に環境系でも取り組みを進めています。

世界的に見た課題

高倉 SDGsもそうですが、本質が理解できず「やらされている感」が強い点ですね。具体的に自分たちがどのような自然の恩恵を受けていて、気候変動によってどのようなリスクがあるのかを理解し、将来もっともっとサステナブルな社会を作るために取り組む必要があるというところまで視座を上げていく必要があります。
 また、日本は宝の持ち腐れになってしまっている「海」をもっと活用していくべきだと思います。
岸野 エネルギーコストが国の競争力になっている中で、エネルギーを豊富に持たない日本が脱炭素を実現するには、ある程度お金がかかると思います。テクノロジーを、過度に高いものにならないように実現していくというのは大きな課題だと思います。
 コストが高いと普及しないので、ビジネスにのせる必要があります。

 次回は、7月12日(月)19時から「SDGsを意味のあるものにするには」というテーマで放送。
 詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!




 

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