元NMB48の三田麻央さんが小説家デビューを果たした。処女作となった『夢にみるのは、きみの夢』は、2021年4月20日に小学館 ガガガ文庫から発売された。
三田さんは1995年大阪生まれ。2011年6月にNMB48の2期生として加入し、19年2月に卒業。その後はタレント活動の傍ら、物語の構成やプロット作成、小説の基礎を勉強していた。執筆に2年間をかけ、このたび晴れて小説家デビューを飾った。
本作は、恋愛経験ゼロのオタクOLの美琴が、ひょんなことから自分をAIロボットだと言い張る怪しさMAXの男の子を匿うために同居を始めるストーリー。題材がAIということもあり、たくさんの学術研究書を買い込み勉強する三田さんを、ガガガ文庫編集部の担当編集者はこう絶賛している。
タレント活動と並行して書き上げた原稿を少しずつ送っていただき、その都度こちらで赤入れをしていたのですが、書くほどに上手くなっていくことに驚かされました。三田さん自身もそのことを自覚されていて、赤字以外の箇所も自分からガシガシと修正を入れていました。
「(校了の)ギリギリまで粘りたいんですけど、大丈夫ですか!?」と最後の最後まで作品と向き合う三田さんの姿が印象的で、本当に作家になったのだなと思った瞬間でした。
三田さんの努力で掴んだ夢も投影された本書。主人公の美琴と自称AI男子のぎこちない関係性がどう変わっていくのかが見どころだ。
発売にあたり、三田さんは下記のようにコメントしている。
はじめまして、三田麻央と申します!この度小学館ガガガ文庫さんにて、『夢にみるのは、きみの夢』というライトノベルを刊行させていただくことになりました!
私自身執筆活動は初めての試みでして、0からのスタートに戸惑い、てんやわんやすることも多々あったのですが、なんとかここまで漕ぎ着けることができ、ホッとしております!!
登場人物や出てくる風景やお店などは、私が今まで経験してきたものや出会ってきたものをそのまま投影している部分も多く、三田麻央自身を映した作品となっています。
私の中身を見られているようで少々恥ずかしいのですが、魂込めたこの作品をぜひたくさんの方に見ていただきたいです!!
今後の彼女の創作活動が楽しみだ。
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