衣替えの季節。クローゼットの整理を始めたものの、夏物と冬物ではかさばり具合が全然違う。しまう場所には余裕があったはずなのに、いつの間にか別のもので埋まっている、なんてことはよくある。とはいえ断捨離するにも勇気が必要だ。今回は、がんばりすぎずに楽しく取り組むことのできる収納術を紹介する。
2021年4月15日『片づけを楽しむ、好きになる。』(学研プラス)が発売された。著者は、清水幸子さんと麻帆さん親子だ。なんと、2人とも整理収納アドバイザー1級を取得している。
母の清水幸子さんは、Instagram10万人超のフォロワーを持つ大人気の整理収納アドバイザー。その影響を受け、娘の麻帆さんは小学6年生で史上最年少の整理収納アドバイザー1級を取得した。子どもたちが大人顔負けの知識を披露する『博士ちゃん』をはじめ、多くのテレビ番組に出演する話題の中学生だ。
そんな2人の片づけのモットーは「余白収納」。収納には余白が必要という考えで、2~3割の余白を残しておくのがポイント。本書でも、この考え方をベースにリビング、キッチン、子ども部屋などの個々の部屋に合わせた整理収納術が紹介されている。「片づけを楽しんで、好きになれる」テクニックに加えて考え方もわかる内容になっている。
すぐに散らかる子ども部屋もこの通り。もとからあった無印良品の衣装ケースと、木の棚に合わせて買ったニトリの収納ケースがぴったり収まっていて、すっきり片付いている。麻帆さんによれば、「一番のポイントは、中に入れるケースを入れ替えて、収納を自在に変えられること」だという。
収納スペースがほとんどなかったというキッチンには、ご主人に壁面収納をつくってもらい、収納スペースを増やしたという幸子さん。木材やかごなど温かみのある素材を用いたキッチンは、主婦の仕事場というよりも、くつろぎの空間にさえ見える。
目次は以下の通り。
はじめに
Chapter1 「幸子と麻帆」の整理収納ポリシー
Chapter2 家族に優しい収納テクニック
Chapter3 プチプラグッズでできる! お悩み別アイデア収納
Cross Talk 史上最年少で整理収納アドバイザーになりました
片づけ上手な子どもを育てる何でもQ&A
これだけ美しく部屋を整えるには、どれだけの労力が必要なのかと気が遠くなりそうだが、ご安心を。本書には、頑張りすぎずに効率よく片づけができるテクニックがたくさん紹介されている。片づけが億劫な人にこそ、おすすめの1冊。
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