『告白』『少女』などの学園ミステリーで人気を博している湊かなえさんの最新小説『ドキュメント』(KADOKAWA)が発売された。今回の舞台は、高校の放送部だ。
本作では、全国大会を目指す放送部員たちが、切磋琢磨しながら作品を制作する過程を通して「"伝える"とは何か」を問う。
湊さんは、「人と人との対面でのコミュニケーションがむずかしくなった今だからこそ」伝えることの大切さ、難しさを主人公の高校生とともに考えてみた、と言う。
本作のあらすじは以下の通り。
「犯人はこの部室の中にいる」
中学時代に陸上で全国大会を目指していた町田圭祐は、交通事故に遭い高校では放送部に入ることに。圭祐を誘った正也や久米さんたちと放送コンテストのラジオドラマ部門で全国大会準決勝まで進むも、惜しくも決勝には行けなかった。三年生引退後、圭祐らは新たにテレビドキュメント部門の題材としてドローンを駆使して陸上部を撮影していく。すると映像の中に、煙草を持って陸上部の部室に入る同級生の良太の姿が発見される。圭祐が真実を探っていくと、計画を企てた意外な人物が明らかになって......。
コミュニケーションは、対面であっても難しい。まして画面越しでは言いたいことをうまく伝えられず、もどかしい思いをしている人は多いだろう。モヤモヤした気持ちを持て余している人におススメの一冊。
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