子どもにおこづかいを渡すとき、「この子はキチンと管理できるのだろうか」と心配になる親御さんは多いだろう。いま、お金の価値を小さなうちからしっかり教育する「金銭教育」が注目されている。
2021年2月19日『絵で見て学べる! お金ってなんだろう?』(インプレス)が発売された。子どものお金への興味と関心を引き出し、楽しく学ぶことのできる内容となっている。
本書は、教科書のようにお金の歴史や知識を解説する形はとらない。「お金ってなに?」「お金を上手に使いなさいってどういうこと?」など、素朴な疑問や日常や出来事から考えさせていく入門書だ。
小さな子どもでも読み進められるように、絵を見ただけで内容が掴める構成になっている。本文には全てルビが振られているので、漢字を習っていないうちから読むことができる。
本書は「お金の価値」「貯める」「使う」「ルールや危険」「稼ぐ」の5つの大きなテーマで構成され、50の場面が登場する。この本があれば、おこづかいを始める前に知っておいてほしいことを一通り身につけることができる。
巻末のワークシートを使って、お金をいくらもらい、いくら使ったのか、いつ、どんなことに使いたいのか、それにはいくら貯めたらいいのか......といったことを親子で話しながら、ゲーム感覚でお金の管理ができるようになる。
最近ではネットショッピングや店頭でのキャッシュレス決済がメジャーとなり、子どもたちにとってもお金の流れが見えにくい場面が増えている。だからこそ、小さなうちからしっかりと金銭教育をすることが大切だ。お子さんと一緒にお金の使い方を考えてみてはいかがだろうか。
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