昔は自分たちも子どもだったはずなのに、いつの間にか忘れてしまった親の知らない「子どもだけの世界」がある。親目線から見ると、こうすればいいのに、ともどかしくても、一つ一つの問題にぶつかり、悩んで自分たちで解決しなければいけない。そんな子どもたちを陰ながら応援し、ヒントとなる実用書シリーズから『5分でわかる友だち術』(学研プラス)が登場した。
本書のおすすめポイントは3つ。
まず、結論とまとめが明確なので、わかりやすい。小学生を対象にした実用書となっているので、読み始めてすぐに結論が出る構成となっている。深刻に捉えてしまいがちな問題も猫のキャラクター「にゃんころ」がゆるく面白く解説してくれるので、すんなり内容が入ってくる。
そして、フルカラーのマンガを利用することで、子どもたちが本の世界観に入りやすい。マンガは、『特務戦隊シャインズマン』『螺旋のかけら』『KOMISCH』『カ・ビネ・サガ』シリーズ、など数々の作品があり、ママ世代にもファンの多い橘皆無(たちばな・かいむ)さんが担当している。
さらに、実際のアンケートで寄せられた具体的な悩みを例に取り上げ、その解決方法までをマンガ、わかりやすいイラストにしているので、実生活ですぐに使うことができる。自分の気持ちだけではなく、相手がどのように思うのか、両方の側面から物事を見ることもできるので、小学生のうちから多様性を認めることの重要性も伝えることもできる。
下記のようなお悩みがある。
人間と同じように、にゃんころたちにも様々な性格がある。元気なにゃんころも、おとなしいにゃんころもおり、きっと自分を自己投影ができるにゃんころもいるだろう。本書を通じて、みんな違ってみんな良い、そんなダイバーシティーがお子さんに伝わりますように。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?