親がよかれと選んだ本を、わが子が喜んで読むとは限らない。では、こどもたちが総選挙で選んだ本ならどうだろう?
NPO法人こどもの本総選挙事務局は、第2回「小学生がえらぶ!"こどもの本"総選挙」ベスト10結果発表会を、2020年5月5日14時から動画配信で実施する。
応募総数25万3,399票から選ばれたベスト10の発表は、投票者の中から選ばれた小学生10名が、自ら投票した本を選んだ理由を動画でコメントし、作者(出版社)から感想をもらう予定だ。また、アンバサダーを務めるお笑い芸人・作家の又吉直樹さんも受賞作品について語る。
「小学生がえらぶ!"こどもの本"総選挙」は、こどもたちに面白い本と出会える機会を作り、本をもっと身近に感じてもらいたいという思いから、小学生に「1番好きな本」への投票を呼びかけ、選ばれた本のランキングをこどもたちと発表するイベントだ。
第1回は2017年11月1日に投票受付を開始し、12万8,055票が集まった。ベスト10に選ばれた「ざんねんないきもの事典」シリーズや「おしりたんてい」シリーズ、「ヨシタケシンスケ」作品に注目が集まり、こどもたち自身が起こしたムーブメントが出版業界を大いに盛り上げた。
第2回となる今回は、神奈川県内の小学校の体育館で開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ベスト10結果発表会は中止に。代わりに、10名のこどもプレゼンターは、自宅から動画で本を選んだ理由をコメントする。表彰式に登壇予定の又吉直樹さんや作者(出版社)も動画に出演することが決まった。
又吉さんは、次のようにコメントを寄せている。
第1回こどもの本総選挙に参加して、僕自身も新たに面白い本と出会うことができました。また、自分がこどもの頃に好きだった本と再会する機会にもなりました。大人になって読み返すと、今の自分が好きななにかと共通する部分が多いことにも驚きました。こどもの頃に好きな本から教えてもらったことは、大人になってもその人の中に残り続けます。今回も、こどもたちからとっておきの本を教えてもらうのを、楽しみにしています。
ちなみに、又吉さんは、よしもと芸人・川原克己さんの絵本、「ららら」を推した(もちろん、大人は投票に参加できない)。
第2回の投票人数の内訳は以下の通り。一番多かったのが小学4年生の3万6,598人、最も少ない1年生でも2万6,279票を集めた。
動画は、YouTubeチャンネル「こどもの本総選挙TV」で配信される。
なぜその本を選んだのか。こどもたちが、どんなコメントを寄せるのか楽しみだ。わが子に歓迎される本選びの指標にもなるだろう。
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