「夫婦で協力して子育てしようって話だったはずなのに、ちょっとイメージと違った」......。
そんな、家事育児をしない夫の扱い方にお困りの妻必見の一冊がある。
おおたとしまささんの『パパのトリセツ2.0』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、パパの「機能」を存分に引き出し、夫婦対等な育児を実現するためのパパの取扱説明書。
「パパのやる気が最大出力 もう一度、パパにほれ直す!」
本書は、パパを「全自動子育てロボット」に見立てて解説するというユニークな「新感覚育児書」だ。
本書は、ママたちの大共感を呼んだ『パパのトリセツ』(2012年、ディスカヴァー・トゥエンティワン)に加筆訂正、新規イラストを加えて再編集したもの。
共働きは当たり前。専業主夫もめずらしくない。家庭の多様化が進み、育児をとりまく環境は変化してきている。しかし、「夫は仕事」「妻は家事・育児」という考え方はまだまだ根強い。
「結局、私ばっかり育児してない?」「夫の『家事育児やってるアピール』にモヤモヤ&イライラする」「もっと子育てを楽にしたい」......。そんなママたちのお悩みを「パパスイッチON!」で解決してしまおう。
本書では、「指示待ちパパ」が「自分で考えて判断して行動できるパパ」に変わるための新しいアプローチ法を紹介している。
・パパとしての自覚を促す「パパスイッチ」の入れ方
・家事や育児のやり方を覚えてもらう方法
・上手な夫婦ゲンカのためのルール
・パパの暴走や問題行動への対処法 など
紹介している方法は、「交流分析」「アサーション」という心理学の理論を応用したもの。家庭内に限らず、世間一般の人間関係にも使える。D・カーネギー氏の世界的名著『人を動かす』の子育て夫婦バージョンともいえそうだ。
「燃料は、ごはんと子どもの笑顔とママの愛情です!」――。パパを「ロボット」にしてしまうところが、なんとも面白い。本書は、パパのやる気を引き出すとともに、ママの気持ちをほぐす効果もありそうだ。
■目次
第1章 パパの機能と特徴――パパにできること、パパの役割
第2章 パパスイッチの入れ方――パパとしての自覚を促す
第3章 機種タイプについて――性格による性能や扱い方の違い
第4章 アプリのインストール方法――実務を覚えてもらうには
第5章 故障かな? と思ったら――暴走、離脱などに対処する
第6章 日ごろのお手入れ――夫婦対等の落とし穴とその対処法
■おおたとしまささんプロフィール
教育ジャーナリスト。1973年生まれ。リクルートから独立後、数々の育児・教育誌の監修・企画・執筆を担当。心理カウンセラーとして父親対象のオンラインカウンセリングサイトを10年間にわたり運営した。現在は、書籍執筆や新聞・雑誌・WEB媒体への寄稿を行う。メディア出演や講演活動も多数。心理カウンセラー資格、中高教員免許を持つ。著書は60冊以上。
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