読むべき本、見逃していない?

わが子がお金に一生困らない大人になるために!

 「おこづかい」は何歳ごろからあげるべきか......。お金の話は人に聞きづらく、みんなどうしているのか、なにが正解なのかわからない。子どもの年齢が低いほど明確なルールは決めず、なんとなく流れに任せている、というご家庭が多いのではないだろうか?

 9月11日に刊行された『最新版 子どもにおこづかいをあげよう!』(主婦の友社)は、幼児期・小学生のお子さんをもつ親御さん向けの一冊。本書は、2014年刊行のロングセラー『子どもにおこづかいをあげよう!』の最新版。「お金の大切さ」「働くことの意味」を親から子に伝えて、お金に一生困らない大人になる「おこづかいプログラム」の本である。

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写真は『最新版 子どもにおこづかいをあげよう!』(主婦の友社)の表紙。

 子どもがなにかほしくなるたびに「お金ちょうだい」「買って」と言ってきて、困ることはないだろうか?

 定期的に「おこづかい」をもらっている小・中学生は減り続けているという。しかし、わが子はこれからのキャッシュレス社会を生き、いつか独り立ちして家計をマネジメントすることになる。いつまでも、ほしいものがあればお金をもらって買うという金銭感覚ではまずい......。

 お金が見えづらいいまの時代、子どもにお金の価値・モノの大切さを教えるのにピッタリなのが、リアルマネーでの練習「おこづかい」だという。

「おこづかいプログラム」のすごいところ

 「おこづかいプログラム」は、もともとアメリカで生まれたキットを日本向けにアレンジしたのが始まり。最大の特徴は、お金の大切さだけでなく、働く意味、家事なども教えられること。

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写真は「1 カイギ おこづかい『会議』を開こう」のページ。

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写真は「3 ヨサン おこづかいは予算を立てて使おう」のページ。

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写真は「5 セキニン 家族の一員としての責任をはたす」のページ。

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写真は「7 ケイヤク 約束を紙に書く」のページ。

 マンガのページは子どもに読んでもらう。大人が労働に対して給与を得るように、靴を並べる、洗濯物をたたむ、植物に水やりをするなど、できることを家族の一員として子どもに担当してもらい、親は「おこづかい」を支払う。

「おこづかい」をとおして実社会のしくみも学ぶ

 子どもが仕事をしてもらったお金は「必要なもの」「ほしいもの」「短期的な貯金」「長期的な貯金」の4つの貯金箱に分け、管理させる。

 最初のうちは「ぜんぶ使っちゃった......」などの失敗をしながら、子どもはお金の使い道を考えるようになる。同時に、"家の仕事"をとおして家事を覚え、契約や交渉などの実社会に必要なことも学ぶようになる。

■目次

 第1章 子ども向け「おこづかいプログラム」でおこづかいをもらうってどんなこと?
 第2章 子どものマネー教育とおこづかい
 第3章 「おこづかいプログラム」の考え方
 第4章 おこづかいのあげ方1 おこづかい額をどうやって決める?
 第5章 おこづかいのあげ方2 子どもの"家の仕事"の決め方からおこづかいの管理法まで
 第6章 中学生、高校生、大学生のおこづかい
 おまけ おこづかいの総決算――おこづかいをもらって育った子はどんな大人になったか

 多くの親御さんの本音は、お金の管理を子どもに任せるのは心配......、自分でやってしまったほうが楽......、というものではないだろうか? ただ、子どもも電子マネーを使う時代。定期的に親は子どもにリアルマネーを与え、子どもはそれを楽しく管理しながらお金・モノの価値を理解する。こうしてお金と直接関わることで、家族、そして社会の一員であるという意識が、子どものなかに芽生えることがわかった。

 新学期、誕生日、新年、進級などのタイミングで「おこづかいプログラム」をはじめてみることをおすすめしたい。

■著者プロフィール

【監修】西村 隆男
 横浜国立大学名誉教授。博士(経済学)。専門は消費者教育学、生活経済学。金融教育や多重債務問題にも詳しく、金融広報中央委員会(日銀内)の委員で同委員会の発行する学習教材の執筆者、金融経済教育推進会議委員、国民生活センター客員講師なども務める。

【著】藍 ひろ子
 教育ジャーナリスト。出版社で雑誌や書籍の編集者として育児・教育分野に携わった後、独立。著書に『する? しない? 中学受験 迷ったときに』『誰も教えてくれなかった 正しい子どもの育て方』(ともに主婦の友社)など。

【マンガ】春原 弥生
 イラストレーター。「かわいく、わかりやすく、庶民的」をモットーに、雑誌や書籍、広告などで活躍中。楽しくわかりやすい表現方法に定評がある。


※画像提供:主婦の友社

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