コロナ禍で、住宅リフォームの需要が高まっている。特に50~60代の希望が多いようだ。
2021年2月6日『理想の暮らしをかなえる50代からのリフォーム』(大和書房)が発売された。著者は動線や収納を重視し、「美しく暮らす」住まいづくりに定評がある一級建築士・水越美枝子さんだ。
矢野経済研究所によるレポートによると、2021年の国内リフォームの市場規模は前年比4.8%増の6.2兆円と予測されている。コロナ禍による自宅での時間が増えたことによる住環境の充実や、テレワーク推奨による需要が見込まれるという。
さらに、不動産ニュースによれば年代別のリフォーム意向では、「リフォームをしたい」と回答した人が、30代(46.4%)、40代(53.5%)、50代(59.6%)、60代(54.9%)、70代以上(44.5%)という結果になった。つまり、ライフステージを見直す50代の潜在需要が最も高いと言える。
リフォームは買い替えより圧倒的に価格が安く、カスタマイズ度が高い。そのため、家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、理想の暮らしを追求することができる。将来介護が必要になった時を見越してリフォームするのも良いだろう。
また、家事効率をアップさせるつくりも重要だ。ストレスから解放され、時間や気持ちに余裕もできる。
本書には、50代だからこそのリフォームのヒントが満載だ。目次は以下の通り。
【目次】はじめに
Renovation1 家事を快適にする
洗濯を快適に/料理を快適に/掃除を快適に/キッチンの形を決めるときのポイント
Renovation 2 体にやさしい住まいにする
移動をラクに/通風 ・ 採光/涼しく ・ 温かく/暑さ寒さ対策のカギは「窓」の断熱リフォーム
Renovation 3 自然に片づく家にする
使うところにしまう/収納力を上げる/見やすくする/指定席をつくる
Renovation4 夫婦のストレスを減らす
それぞれの居場所をつくる/身支度をスムーズに/寝室を分ける/ペットと幸せに暮らせる家にする
Renovation 5 こだわりや趣味を大切にする
趣味を楽しむ/大切な物の居場所をつくる/自分のこだわりを大事にする
Renovation 6 老後を安心して過ごす
介護生活に備える/二世帯で暮らす/バリアフリー・リフォームのポイント
Renovation 7 開放感を保ちつつ、プライバシーを守る
視線をさえぎる/庭を囲う/玄関扉を隠す
Renovation 8 自然を感じながら暮らす
窓からの眺め/庭づくり
Renovation 9 人を呼びやすくする
居心地のいいLD/生活感を出さない/客室のつくり方/一人暮らしのリフォームのポイント
Renovation 10 リフォームの問題を解決する
狭い/柱が取れない・壁/設備を隠したい/古い家の思い出をリフォームで残すシニアリフォームを成功させるためのQ&A
現役として忙しい日々を過ごしながらも、第二の人生を視野に入れる50代。せっかくリフォームをするなら、自分にとっての「暮らしやすさ」を追求したい。
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