発売1カ月で累計発行部数3万部を突破した、やましたひでこさんの著書、『1日5分からの断捨離～モノが減ると、時間が増える～』(大和書房)の重版が決定した。
断捨離と聞くと、年末の大掃除のように1日かけて行う大イベントという印象はないだろうか。ぜひ一度そのイメージを捨ててほしい。本書を読めば、断捨離は気負わず、もっと簡単にできることなのだと意識が変わる。例えば、リモートワークの休憩時間や、寝る前の5分から始めることができるのだ。
やましたさんは、学生時代にヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」に出あった。その「断捨離」を日常に落とし込むことで、誰もが実践できる片づけ法を考案したところ、一躍大ヒット。最近では、やましたさんの提案する「断捨離セミナー」が世代や性別を問わず、圧倒的な人気となっている。
やましたさん曰く、大切なのは「できる・できない」ではなく「する・しない」の気持ちだそうだ。1日5分だけでも断捨離をしてみる、その気持ちがとても大切なのである。
本書に掲載されている一部をここでご紹介する。まず、玄関周りの断捨離のコツとはなにか。
「いらないビニール傘」を捨てること
傘は1人1本あれば十分に足りている。家族人数分以上のビニール傘が入っていたら断捨離をしていこう。
「今、履きたい靴」を3足選ぶこと
靴箱には、いま何足の靴が入っているだろうか。「これは捨てよう」ではなく「これは履きたい」という気持ちを基準に断捨離をしよう。
次に、リビングダイニングでのコツを紹介。
ダイニングテーブルの上からモノを取り除くこと
食べ終えた食器はすぐに片付けることを徹底するのも断捨離への第一歩だ。
ホコリがたまりやすい飾りを5つ断捨離すること
玄関にインテリアとして飾っている写真や、花やオブジェなどを、自分らしく飾るのはとても楽しいが、それらのケアはできているだろうか。ホコリがついているだけでも片付いていない印象が残ってしまう。ものをたくさん飾るのはやめ、1つの置物とその余白を楽しもう。
ものが片付くだけでなく、インテリアコーディネートの基本も身につきそうだ。
『1日5分からの断捨離～モノが減ると、時間が増える～』(大和書房)の目次は下記を参照。
【目次】
はじめにのはじめに
「1日5分からの断捨離」へようこそ
はじめに
序章 なぜ、「断捨離できない」のか
第１章 1日5分からの 玄関の断捨離
第２章 1日5分からの リビングダイニングの断捨離
■断捨離コラム 「３つの水平面」にモノを置かない
第３章 1日5分からの 調理台の断捨離
第４章 1日5分からの 食器棚の断捨離
■断捨離コラム 見えない収納、見える収納、見せる収納
第５章 1日5分からの 冷蔵庫の断捨離
第６章 1日5分から 洗面所の断捨離
第７章 1日５分から バスルームの断捨離
第８章 1日5分から トイレの断捨離
第９章 １日５分から クローゼットの断捨離
第１０章 １日５分から 書斎の断捨離
第１１章 １日５分から 寝室の断捨離
第１２章 １日５分から 収納の断捨離
■断捨離コラム 使っていないおもちゃを断捨離する
第１３章 １日５分から 後始末＆ゴミ捨ての断捨離
断捨離とは、部屋を綺麗にするだけでなく、心の新陳代謝をも促してくれるイベントだ。おうち時間を利用して、これを機に断捨離を始めてみてはいかがだろうか。
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