本を知る。本で知る。

口口口口口......この漢字、何と読む?

奇妙な漢字

 ずらりと並んだ口、口、口。これ、何と読む?


 正解は「おしゃべり」。江戸時代の戯作者・式亭三馬が『譃字尽(うそじづくし)』という面白本の中で書いた字だ。

 歴史上には、いろいろな人が作った変な漢字がたくさん。「こんな字あるの?」と驚く、でも書物の中に実在する漢字を集めた一冊、『奇妙な漢字』(ポプラ社)が発売されている。


 本書に登場する漢字を一部ご紹介しよう。

■書き終えるのにひと苦労


■書く方向で意味が変わる!?


■2文字書くのがめんどくさかったので......


■たしかにこんな感じ


■目を凝らすと見えてくる?


■漢字というよりイラスト?


 複雑な字に、こんなのでいいの? という字までさまざまだが、著者の杉岡幸徳さんいわく「私が勝手にでっちあげた字は、残念ながら一つもありません」。それぞれの漢字の起源や背景まで解説しており、面白いだけでなく教養にもなる一冊だ。

【目次】
はじめに
世にも奇妙な漢字の世界へようこそ
本書の見方
知っておきたい用語
書体の変遷

第一章 形が奇妙な漢字
第二章 読み方・意味が奇妙な漢字
第三章 アートな漢字
第四章 読めそうで読めない漢字
第五章 動物の漢字
第六章 何かがおかしい漢字
第七章 なぜ奇妙な漢字が存在するのか

おわりに/索引/主要参考文献

■杉岡幸徳さんプロフィール
すぎおか・こうとく/作家。兵庫県生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。この世の奇妙なものと旅と幻想を愛し、執筆活動を続けている。


※画像提供:ポプラ社


   
  • 書名 奇妙な漢字
  • 監修・編集・著者名杉岡 幸徳 著
  • 出版社名ポプラ社
  • 出版年月日2023年1月11日
  • 定価990円(税込)
  • 判型・ページ数新書判・287ページ
  • ISBN9784591176030

新刊の一覧

一覧をみる

書籍アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

漫画アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?