感染症の予防には、手洗いやマスク着用に加えてうがいも重要だ。何となく自己流でうがいを済ませていないだろうか。もっと効果的に行う方法を紹介していこう。
2021年1月20日『歯科医が考案した新習慣! 免疫力を高めてウイルスを遠ざける7秒うがい』(きずな出版)が刊行された。現役司会の照山裕子さんが、効果的なうがいの方法について、イラストを交えながらわかりやすく伝える1冊となっている。
奈良県の調査では、介護施設の高齢者に歯磨き・うがいを徹底したところ、インフルエンザの発症者数が10分の1に激減したという。また、新型コロナウイルスで重症化した人はそうではない人に比べて口の中のばい菌が10万倍近く多かったことも明らかになった。
インフルエンザは軌道の粘膜から体内に侵入するが、新型コロナウイルスは歯茎や唾液腺などの口から体内に侵入することも判明している。
つまり、うがいで口の中を清潔にすることは感染症予防の上では重要なのである。
多くの人のうがいは長さも強さも不十分だという。7秒という限られた時間で激しく水をブクブクとしないと、ばい菌やウイルスを洗い流すことはできない。
本書で紹介するうがいは水さえあれば簡単に行うことができる。しかも、水でうがいをするだけなので、1日に何度行ってもデメリットにはならない。
近年、歯周病菌ががん・糖尿病・アルツハイマー・動脈硬化・心筋梗塞などの重大な病気の原因となっていることが発覚した。妊娠中の女性が歯周病だと早産のリスクが高まるともいわれている。
つまり、うがいをしっかり実践することによって、感染症以外の病気の予防も可能なのだ。
よく考えたら、うがいの正しいやり方についてしっかり教わる機会はなかった気もする。たった7秒うがいをするだけで、たくさんの良いことがありそうだ。
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