スープは時短料理でありながら、ダイエット、美容、体調改善、病気予防の効果も期待できるといわれている。この寒い季節は毎日でも食べたい、とっても優秀な一品だ。
本書『身体に優しい長生きスープ』(扶桑社ムック)は、人気料理家・藤井恵さんが「母にごはんを届けていた経験から生まれた、滋養スープ78」のレシピを紹介した一冊。1月18日発売。
藤井さんは、高齢の親に少しでも栄養をとってほしいと、つくりおきおかずを届けていたという。しかし、食べ忘れられたり、飽きられたり......。
そうした経験から生まれたのが「長生きスープ」。スープなら、つくる側も食べる側も負担が少ない。好きな時に好きな分だけアツアツを食べることも、一品でしっかり栄養をとることもできる。
「元気な時も、そうでない時も これなら、おいしく食べられます」――。「長生きスープ」の特徴は、「簡単」「食物繊維&ビタミン豊富」「塩分控えめ」「家族に届けられる」ということ。
「お子さんからお年寄りまで、誰でもおいしくいただけるように工夫したので、自分自身や家族の健康のために役立てていただけたならとても嬉しく思います」
本書は2種類のスープを紹介している。
1つは、野菜を丸ごと使う「ポタージュ」(定番ポタージュ・季節のポタージュ・体調ととのえポタージュ)。「ポタージュ」は、朝食やおやつなどにサプリ感覚でいつでも飲むことができる。
もう1つは、味つけ冷凍した肉や魚を使う「下味冷凍スープ」。「下味冷凍スープ」は、メインおかずとして楽しむこともできる。
「ポタージュ」のここがスゴイ!
・ひと皿で野菜150~200g分!
・食物繊維&ビタミンたっぷり!
・野菜の甘味でだしいらず!
・良質な油がしっかりとれる!
「下味冷凍スープ」のここがスゴイ!
・良質なタンパク質がたっぷり!
・ひと皿で1食に必要な栄養がとれる!
・肉や魚がやわらかくなる!
・うま味アップで塩分控えめ!
自分ではワンパターンなスープしか思いつかないが、色とりどりの写真を見ていると、ここまでバリエーション豊かにできるものかと驚く。スープの持つ潜在的な可能性に気づかされた。
料理家が家族を想って生み出したレシピというところも、あたたかみがあっていい。身体にも心にも優しい「長生きスープ」。自分と家族の健康のために、これなら毎日でも飽きることなく続けることができそうだ。
■藤井 恵(ふじい めぐみ)さんプロフィール
1966年神奈川県生まれ。管理栄養士。「家族の元気は日々の食卓から」をモットーに、テレビ、雑誌、書籍などでレシピ提案を行う。『藤井弁当 お弁当はワンパターンでいい!』(学研プラス)で、料理レシピ本大賞2020【料理部門】準大賞を受賞。
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