「死にたいくらいつらい人はいっそのこと整形してみればいいよ。手首切るより顔の皮切ったほうが幸せに近づくって」
「親に対して整形してごめんなさいとは思いませんでした。DNAガチャでハズレたから課金しただけ。美容整形はメイクの上位互換です」
「好きなパーツはひとつもない。整形する前のほうが幸福度は高かったかもしれません」
これは自分を好きになりたい、幸せになれると信じて顔にメスを入れ続ける女性たちが放ったリアルな言葉だ。
そんな女性たちの生き様を記録したノンフィクション本『東京整形白書 あと1mm』(藤原亜姫 著、主婦の友社 刊)が2020年12月11日に発売される。
美容整形というと、親からもらった顔を傷つけるなんてと否定的な考えを持つ人もいるだろう。その後ろめたさもあってか、隠れてこっそりするものだというイメージが強い。カミングアウトする人は少数派だ。
しかし、現在、ネットの中には堂々と美容整形を公言する女性たちがいるのだ。術後の痛々しい顔もSNSで公開し、自らの変身ぶりを披露している。著者の藤原亜姫さんは、本書にについて以下のように伝えている。
何故飾らずに、ありのままを見せるのか。何故それほどまでに潔くいられるのかを訊ねてみたいと思った。
顔を変えることでなにを捨て、公開することでなにを得たのか。その答えを想像しては魅せられ、静かに震えた。
出会えた一人一人が切実で、溢れるドラマに満ち満ちていた。顔が各々の履歴書であるとするならば、本書は彼女たちの壮絶な闘い、鮮烈で痛快な生きざまの記録である。
登場するのは、4人の女性。それぞれのビフォー・アフター写真とともに紹介しよう。
第1章 渡部いずみ(起業家)
「写真加工の世界だけで自分を表現していると必ず病む。だから私はアプリでウソをつくより、整形で自分を整えることを選びました」
第2章 園田優美(スナックパブ ママ)
「死にたいくらいつらい人はいっそのこと整形してみればいいよ。手首切るより顔の皮切ったほうが幸せに近づくって」
第3章 高嶋めいみ(AV女優)
「親に対して整形してごめんなさいとは思いませんでした。DNAガチャでハズレたから課金しただけ。美容整形はメイクの上位互換です」
第4章 みるくナース(美容クリニック看護師)
「好きなパーツはひとつもない。整形する前のほうが幸福度は高かったかもしれません」
本書の発売を記念したオンライントークショーが2020年12月20日21時から行われ、主婦の友社公式YouTubeチャンネルにて無料配信される予定だ。出演者は、高嶋めいみさん、渡部いずみさん。MCはお笑いコンビ尼神インターの誠子さんが勤める。美容整形についての気になる疑問にも答えるそうだ。
BOOKウォッチでは、これまでに高嶋めいみさんのエッセイ『メイド喫茶で働いてお金貯めて整形してコスプレイヤーになってホス狂いしてAV女優になった話』(主婦の友社)も紹介済みだ。
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