「⼆次創作じゃなくて、原作になりたい」山本美月が描き下ろす魔法少女マンガとは

新刊

2020/9/14

　アニメ・漫画好きを公言している芸能人は多くいるが、ここまで「好き」の気持ちを表現し、こだわって作品にまで昇華させた人がどれほどいただろうか。

画像は、『魔法少女山本美月』（TAC出版）通常版

　書籍『魔法少女山本美月』（TAC出版）が、2020年11月4日に発売される。

　現在、女優・モデルとして活躍中の山本美月さんは、アニメやマンガをこよなく愛していることでも知られる。本書は、そんな山本さんが幼い頃から憧れていたという「魔法少女」をテーマに、独特な感性で彩られた「山本美月ワールド」を最大限に表現した。

画像は、パルコのプレスリリースより（以下、同じ）

　山本さんによる、30ページ超のストーリーマンガを収録している。ひとつひとつの色使い、タッチ、構図に加えて、ストーリーやそこに秘めたメッセージまで、山本さんのこだわりがつまった渾身の作品である。

ツインテールの角度までこだわった

　さらに、山本さん自ら魔法少女を演じたフォトも掲載されている。全体の原案の他、着用するドレス、手にする魔法ステッキなどの小物も山本さん自身のアイデアによるものとのこと。「ツインテールの角度までこだわった」という、魔法少女の強く可憐な姿には目を奪われるにちがいない。

　約1万4,000字のインタビューでは、「山本美月ワールド」へディープに踏み込み、その世界を探る。これまで絶対に語られてこなかった、「山本美月」の新たな姿が見られることだろう。

　本書の発売にあたって、山本さんは以下のようにコメントしている。

「こだわりのツインテールで、魔法のステッキを抱えた"魔法少⼥⼭本美⽉"は私の⼤好きなものをギュッと詰め込んだ、まさしく理想の集合体です。
　私は⼆次創作じゃなくて、原作になりたい。

　唯⼀無⼆のキャラクターを⽣み出したくて、コミックでは絵やストーリーまですべてを⾃分で作り、写真では⾐装から髪型、⼩物までこだわり抜きました。
　この本で、魔法少⼥にあこがれていたあの頃を思い出してもらえたらと思います」

画像は、『魔法少女山本美月』（TAC出版）限定版

　また、池袋PARCOでは10月16日～11月3日、福岡PARCOでは11月13日～11月30日の期間、展覧会「魔法少女山本美月」が開催される。会場では、特別なアイテムがついた限定版の書籍『魔法少女山本美月』を、数量限定で発売。オリジナル刺しゅう入りのマスクや卓上カレンダーなどのオリジナルグッズも販売される。