おいしいものを知る楽しさ、食べる喜びがぎゅっと詰まった雑誌「dancyu」(プレジデント社)。2020年8月号の第一特集は「カレーとスパイス。」料理研究家やカレー好きの蕎麦屋さん、インド料理店の店主などプロによる選りすぐりのスパイス料理30皿のレシピが紹介されている。
中でも目を引いたのは、蕎麦屋さんのスパイスカレー丼。東京・中野坂上にある「ら すとらあだ」の店主、日比谷吉弘さんがまかないで作る、メカジキと野菜がたっぷり入ったレシピだ。ベースに蕎麦つゆ、具材におひたしを使うのがポイント。「蕎麦と同じくらいカレーが好き」という日比谷さんは、クミンやクローブなど6種のホールスパイスとターメリックのパウダースパイスを合わせている。
日比谷さん曰く、「疲れた時に食べると生き返ります」とのこと。誌面では「新時代の扉を開く蕎麦屋のスパイスカレー丼、イケます!」と勧められていて、家で挑戦してみたくなる。
世田谷区経堂にある「Kalpasi(カルパシ)」の店主黒澤功一さんが教えてくれるスパイスと日本の発酵食品を合わせた「納豆キーマカレー」と「鮭の酒粕カレー」も気になるレシピ。この夏、台所にスパイスを揃えてレシピを一つずつ試せば、スパイス使いが上達すること間違いなしだ。
また、連載「のむよむ。家飲み派のためのブックガイド」も見逃せない。作家の村田沙耶香さんと、鈴木智彦さんが、それぞれお酒とともに楽しみたいおすすめの本を紹介している。
ちなみに7月4日からは、編集長の植野広生さんがパーソナリティをつとめる「食べるラジオ」(TOKYO FM毎週土曜19時~19時30分)の放送がスタート。初回のゲストは美食家としても知られる脚本家の小山薫堂さんだった。小山さんは11日に予定されている2回目の放送にも引き続き出演する。本書と共に楽しんでみては。
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