新規事業を成功させるポイントとは／『陸王』

　さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」（通称：浜カフェ、毎週火曜日19:00～21:00生放送）では、20時台にBOOKウォッチ編集部がおすすめする本を紹介している。

　2020年2月18日の放送では「新規事業を成功させるポイントとは」をテーマにお送りしました。番組でご紹介した本は、『陸王』（池井戸潤　著／集英社）。

『陸王』（池井戸潤　著／集英社）

　番組内では、DMM.com会長の亀山敬司さんとプレジデントオンライン編集長の星野貴彦さんが「新規事業を続けるかをどこで判断するか」というテーマで議論しました。

－－　他の会社とDMM.comとの違いについて

亀山　とにかく新規事業はどうなるかわからないから色々とやってみるかどうかだと思うよ。1000ものアイデアがでても、実際にお金をいれて成功するのは1つぐらいしかないけど、やってみないとそれもわからない。そこが違いかな。

星野　その判断が上場している会社との違いかもしれないですね。

－－　人の力を見抜くには？

亀山　1時間面接したって、その人のことはわからない。でも、仕事をしてもらえば、どういう人かわかるし、仕事が出来る人にはポジションを与えて、事業を任せてみる。失敗したら、成功した人の下につけて学んでもらう。それが一番だね。

－－　１つの事業を突きつめる人について

亀山　自分のやりたいことがあるなら、全然いいと思う。でも、僕はトライアンドエラーを繰り返して多くのことをやりたい。新規事業をする起業家のプラットフォームのような存在になりたいって思ってる。

入山　人を育てたいってことですか。

亀山　育てるというよりは、場所を与えて見守ってる。公園で子どもを見守るジジイみたいな感じだね。

　本日、2月25日（火）の放送では「働き改革を本当にすすめるには」をテーマにお送りしています。

　詳しい内容が気になる方は、文化放送のエアチェックを！

（BOOKウォッチ編集部）