文藝春秋は2020年2月22日、熊本市内で小説家・村上春樹さん、写真家の都築響一さん、スタイリストの吉本由美さんによる「CREA〈するめ基金〉熊本」トークイベントを開く。
16年4月14日に発生した熊本地震。その10カ月ほど前に同社の雑誌「CREA」の企画で村上さんは熊本を訪れていた。
地震の5日後には村上さんの発案で「「CREA〈するめ基金〉熊本」が立ち上げられ、年末までに全国から1351万円ほどの支援金が集まった。使い道はメンバーで話し合い、村上さんはかつて夏目漱石が住んでいた住居の復旧、吉本さんは深刻な被害を受けた「熊本市動植物園」の支援、都築さんは熊本を盛り上げる音楽イベントの支援を軸に、現地を訪ねるなどして活動を続けている。
この2月で支援金をすべて使い切ることになり、今回のトークイベントでは、支援先の復旧状況などの報告もする予定。会場は熊本市内にある築140年以上の木造建築「早川倉庫」。18時30分スタート(開場17:30)予定。定員は250人で一般の応募も受け付けている。締め切りは2月10日。
村上さんは基金開設の折に、次のように語っていた。
「何か少しでもお役に立てればという気持ちでいっぱいです。〈するめ基金〉といってもべつに本物のするめを送るわけではありません。するめを噛むみたいに、じっくりたゆまず支援を進めていきましょう」
基金に関するお問い合わせ先は「CREA〈するめ基金〉熊本」。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?