2023年8月25日発売の「プレジデント」(2023年9月15日号)は、「人生後半を変えるノート」と題した特集を組んでいる。2023年の第5回WBCで日本を3大会ぶりの優勝に導いた栗山英樹さんのノートも公開している。
栗山さんは偉人の格言や古典を抜粋して、ノートに記しているという。たとえば、「小善は大悪に似たり。大善は非情に似たり」(稲盛和夫)という言葉を、次のように解釈している。
「選手に嫌われることを覚悟で、非情ともいえる決断を下す必要がある。チームが勝つという至上目標のために、最善策を躊躇してはならない」
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」(松浦静山『剣談』)は、こう解釈する。
「勝ち試合の勝因には謎が残っても、負け試合には必ず明確な敗因が伴う。試合前からの徹底的な準備だけが、負けるリスクを回避してくれる」
WBC決勝のアメリカ戦が、まさに「不思議の勝ち」だったと振り返っている。
そんな栗山さんの「人を育てる言葉」も紹介している。
「逆境はチャンスだ」 「真面目な批判は、感謝して受け入れなさい」
また、「自分を育てる言葉」として、以下の言葉も。
「他人との比較を絶つ」 「『自分は正しい』は禁物だ」
脳科学者の細田千尋さん(東北大学加齢医学研究所・同大学院情報科学研究科准教授)は、人生後半を楽しむために、手書き日記を勧めている。必ず入れてほしいのは、「感謝」の気持ちだ。
感謝を習慣にすることで、充実感を得やすくなり、ウェルビーイングが向上する、自分を俯瞰する力がつくという。
また、日記を期間をあけて読み返すことで、自分を客観視するようになり、トラブルの傾向と対策を発見できる効果もある。
ノート術研究家の安田修さんが紹介する「ノート術」ベスト10も参考になるだろう。達成力のためのマンダラノート、着想力のためのマインドマップなど、さまざまな使い方がある。
このほかに、書くだけで早死にを防ぐコンディションノート、いざというとき助かるエンディングノート、ムダを削減する「お金の増やし方」ノート、心を整える「アンガーマネジメント」ノートなどの書き方を紹介している。
ウェブマガジン「毎日、文房具。」の代表兼編集長を務める高橋拓也さんが、本当に使える文房具ベスト10を紹介している。すぐ取り出せる場所にノートがあれば、「やりたいこと」をすぐ書き留めておくことができる。手で書いたことは頭に残りやすく、実現しやすいとも言われているそうだ。
脳科学者の茂木健一郎さんもコラムで、「紙のノート」は実は最強のテクノロジーだった、と書いている。さまざまなデジタルグッズを使い続けてきたうえでの結論だ。アナログノートに書きつけることは、脳の思考運動であり、自分との「対話」だという。
アナログノートで生まれたものを、スマートフォンやノートパソコンでデジタル情報に変換し、ネットワークに放つというハイブリッドシステムがベストだと推奨している。
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