ポテポテと歩くかわいらしい姿が愛されるペンギン。でも、知られているのは動物園や水族館で見ることができる一部の種類だけ。
2023年7月24日『聞かせて!ペンギン先パイ』(Gakken)が発売された。世界のペンギン18種について、ていねいに紹介している。子どもでも読みやすいので、親子で読んでも楽しい書籍だ。
本書は、「図鑑パート」と「生態パート」の2部構成。
「図鑑パート」では、外見の特徴や大きさ、名前の由来など基本的な情報を、「生態パート」では「ビンタの威力は格闘家以上!?」「ペンギンなのにミルクを出す」などマニアックな情報を紹介していく。
ペンギンの生息地によって章分けされている。1章では南極大陸とその周辺に生息するペンギンたち、2章ではオセアニアに生息するペンギンたち、3章ではアフリカ・南米に生息するペンギンたちを紹介。
近い場所に生息していても、見た目や特徴が違っているので驚きの連続だ。
さらに、「もしもペンギンを飼うなら」「もしもペンギンと関わる仕事がしたいなら」など夢いっぱいのコラムも掲載。
たとえば、コウテイペンギンを飼うには、大量の海水が必要だ。初期費用は建物と水槽代が数億円~、設備費が数千万円~、さらにランニングコストとして電気代、水道代、エサ代にそれぞれ数十万円~と、個人で実現するのは夢のまた夢だが、とことんまじめに教えてくれる。
飼うのが無理なら、動物園でペンギンをもっと深く観察する方法も。
まさに、ペンギン好きのための1冊。動物園でペンギンを見る時の注目ポイントが変わること間違いなしだ。
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