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第一印象は「キモい」 アンガールズ田中、初単著で「相方との20年」振り返る

ちょっと不運なほうが生活は楽しい

 2023年8月31日に発売される田中卓志さんの初エッセイ集『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』(新潮社)に、第一印象はお互いに「キモい」だったという相方・山根さんとの約20年を綴る「相方か友達か」と、長年の女性不信から脱した心境を綴る「結婚相手の条件」の2編の書き下ろしが収録される。

『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』田中卓志著(新潮社)
『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』田中卓志著(新潮社)

 本書は、『小説新潮』で連載していたエッセイをまとめたもので、すでにBOOKウォッチでも紹介した話題作。お笑いコンビ・アンガールズとして活躍しつつ、今年初めには結婚も発表し、公私ともに絶好調の田中さんが、いじめにあっていた学生時代から、芸人として稼げるようになるまでの地獄の日々までに過ごした、悲喜こもごも(悲、強め)の日常をユーモアたっぷりに回想。母のお弁当の思い出を綴った「最高の食事」は、「ベスト・エッセイ2022」にも選出された。

 カバーは、本書のために特別に撮りおろした田中さんの写真と、人気イラストレーター小幡彩貴さんのイラストを組み合わせたデザイン。Podcast「アンガールズのジャンピン」でもお馴染み、「おもんなボーイ(ヤンキーのこと)」に焦る田中さんを楽しめるものになっている。

 また、本書の刊行を記念して、発売日当日に都内某所でお渡し会も開催される。日時は8月31日(木)の19:00-19:30まで。

【目次】
まえがき
停電したなか卯で通じ合った
いじめっ子とお笑いと
18歳、なんでもない人間
人生で一番の修羅場
休み時間の変態ごっこ
ブレイクはしたものの
最高の食事
朝のパチンコ屋で
「待て! そこの新選組!!」
初めてのテレビ収録
空手と噓
ヤンキーにからまれたら
無防備な魅力
山から降りてくる鳥使い少年
18年目のジャンガジャンガ
幻のパスワード
港区女子と紅茶と僕と
リミッターが外れた
ランキングの信憑性
薄毛の僕だから
相方か友達か(書き下ろし)
結婚相手の条件(書き下ろし)
あとがき

『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』田中卓志著(新潮社)
『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』田中卓志著(新潮社)

■田中卓志さんプロフィール
たなか・たくし/1976年広島県出身。広島大学工学部第四類建築学部を卒業後、2000年に山根良顕と「アンガールズ」を結成。ネタ作りを担当している。紅茶、苔、バイオリンなど多趣味でもある。今年初め結婚して話題に。


※画像提供:新潮社

 
  • 書名 ちょっと不運なほうが生活は楽しい
  • 監修・編集・著者名著:田中卓志
  • 出版社名新潮社
  • 出版年月日2023年8月31日
  • 定価1,595 円 (税込)
  • 判型・ページ数224ページ
  • ISBN9784103552819

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