2023年7月5日に発売された国際政治学者・島田洋一さんの新著『腹黒い世界の常識』(飛鳥新社)が発売6日で増刷となった。
「まえがき」によると、本書は「反日勢力」が仕掛ける各種工作の実態を明らかにし、その対処法を示すべくまとめたものだという。工作の中でも最も警戒すべきは平和、核廃絶、国連、地球環境、差別解消......といった「綺麗な言葉」で、これらを唱える人々の背後には常に「腹黒い勢力」が存在し、彼らは日本の弱体化、日本を犠牲にした利権の獲得を目的としているとされる。
ほか、日本は独自に核抑止力を持つべきでないという考えは「腹黒い勢力がほくそ笑む洗脳」にすぎず、国連人権理事会は「人権蹂躙をもみ消すための機関」でしかない......など、さまざまな持論が展開されている。異論のある向きも含めて、「自分の頭で考える」ためにも、1度、目を通してみたくなる1冊だ。
■島田洋一さんプロフィール
しまだ・よういち/国際政治学者、福井県立大学名誉教授。1957年、大阪府生まれ。京都大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了後、京大法学部助手、文部省教科書調査官を経て、2003年、福井県立大学教授。2023年より現職。拉致被害者を「救う会」全国協議会副会長、国家基本問題研究所企画委員・評議員。
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