見た目年齢に大きな影響を与えるパーツ、お尻。ふと鏡を見たら、思いの外たるんでいて大ショック......なんてことにならないよう、専門トレーナー直伝のエクササイズでお尻年齢をぐっと引き上げたい。
『カラダがみるみる整う! お尻年齢リセット術』(日東書院本社)は、ヒップアップアーティスト・松尾タカシさん考案の「お尻が目覚める」エクササイズを、豊富なイラストとともにわかりやすく解説した1冊。
前回の記事では、お尻を鍛えるとどんな効果があるのかをお伝えした。今回は、松尾さんが考案したエクササイズ・ベビーステップ7に取り組むときの手順を具体的に見ていこう。
ベビーステップ7は、人間の赤ちゃんが生まれてから歩きはじめるまでの7つの姿勢に着目した、お尻専用のエクササイズ。お尻の筋肉を鍛えるというよりは、「本来持っていた力を取り戻す」ためのものだという。
7つの姿勢とは、以下の通りだ。
<7つのベビーステップ>
1 あお向け姿勢
2 横向き姿勢
3 うつ伏せ姿勢
4 四つん這い姿勢
5 座位姿勢
6 ヒザ立ち姿勢
7 立位姿勢
ベビーステップ7は、カラダの内側の筋肉を鍛えることを目的としている。静止した状態で、お尻、骨盤まわり、カラダの内側にある筋肉に負荷をかけていく。これは、お尻のたるみの原因が筋力低下だけではないからだ。
たとえば、 1つめの「あお向け姿勢」は、お尻の筋肉に負荷をかけるのと同時に、しっかりお尻を使えているかを確認するためのエクササイズ。
1 あお向けになって両ヒザを立てる。つま先をまっすぐ前に向けたまま、お尻を持ち上げる。
2 1の姿勢を維持したまま片方の足を持ち上げ、ヒザを胸に近づける。そのまま60秒間姿勢をキープする。
これを60秒キープし(きつい場合は30秒でもOK)、左右3セットずつ行おう。ここでのポイントは、正しくお尻に力を入れること。ヒザを持ち上げたときにお尻を触ってみて、お尻の筋肉に力が入りガッチリ硬くなっていればOKだ。
2つめの「横向き姿勢」は、お尻の筋肉と、重力に対して姿勢を維持するための抗重力筋を連動させる運動だ。関節の負担を軽くしながら、普段から正しい姿勢をつくれるようになる。
1 横向きで寝て、肩の真下にヒジをつく。
2 1の姿勢からお尻を持ち上げて、肩からヒザまでが斜め一直線になる姿勢を取る。そのまま60秒間姿勢をキープする。
こちらも60秒(または30秒)、左右3セットずつ行う。
ベビーステップ7でカラダの内側の筋肉が本来の力を取り戻せば、骨盤は正しい位置に戻り、背中のS字カーブも美しく整うとのこと。 年齢とともにカラダの違和感に悩まされている方は、試してみてはいかがだろう。
■松尾タカシさんプロフィール
まつお・たかし/1968年、佐賀県生まれ。長年のフィットネストレーナーとしての経験から、機能解剖学上でも大変重要な意味を持つ「お尻」に着目。お尻の筋肉を鍛えることで、身体機能を活性化しながら姿勢を正し、身のこなしを美しく変えていく独自のメソッド"Progress Body"を開発した。「ヒップアップアーティスト」としてその普及に努める。プライベートおよびグループレッスン、企業向けレッスンを行うほか、オリジナルの健康グッズの開発も手掛ける。 ACSM EP-C(アメリカスポーツ医学会認定 運動生理学者)、NSCA CSCS(ナショナルストレングス&コンディショニング協会認定 ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)、JCCA MT(日本コアコンディショニング協会認定 マスタートレーナー)。
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