夏の伝統行事、お盆。先祖の霊を思い、お墓参りなどをされた方も、外出を控え心の中でお参りをされた方も多いことだろう。
霊視ができるという芸人の、シークエンスはやともさん(吉本興業)によると、お盆にはちゃんと先祖の霊が返ってくるそうだ。
小学校3年生ごろから霊が見えていたというシークエンスはやともさんが、このほど新刊『ヤバい生き霊』(光文社)を刊行した。お盆にはちゃんと先祖の霊が返ってくるというエピソードも、この本の中に出てくる話で、亡くなったシークエンスはやともさんのおばあさんがお盆には帰ってきていたという。
この本には、上記のような他界された霊だけでなく、生き霊の話もふくめ、93のエピソードが綴られている。
本書の刊行に伴ってシークエンスはやともさんに話を聞く機会があったので、見えることで生活の中で起こるハプニングやこの本に込めた思いなどを聞いた。
―― 生き霊は飛ばせるということですが
シークエンスはやとも はい。飛ばせます。例えば、人を恨んでいて、その恨みを生き霊として相手に飛ばすことはできます。でも、あまり生き霊を飛ばしていると、ご自身がからっぽになってしまうので、人生のカロリーの無駄遣いにもなってしまいます。だからといって、僕は恨むことでその方が満たされるのであれば、やみくもに否定はできないと思っています。
―― なるほど。雑誌「女性自身」での連載が長く続いているのは、上記のように、やみくもに否定しないで、価値観を押し付けないスタイルで伝えているからかもしれませんね。
連載を続ける上で、気を付けていること、こころがけていることはありますか?
シークエンスはやとも 遠すぎる人のエピソードを紹介しないようにしています。友達の友達のお兄さんが・・・のような、いったい誰なんだ?と思うようなエピソードは紹介しないようにしています。場所や日時や同席した先輩芸人の名前などをできるだけ具体的に挙げることで、イメージしやすいようにしています。
同席した先輩芸人に問い合わせがいっても、ストレートに事実が語れるので、両サイドから話が盛り上がると思います。
それから、「逆の立場で考えてみてください」という客観視できるような提案を文中で用いるように工夫しています。
―― たしかに本の中では具体的に映像が浮かぶような表現が多いですね。
せっかくなので、霊が見えると生活の中でどんなことが起きるか、エピソードを一つご披露いただけないでしょうか?
シークエンスはやとも 例えば、電車に乗っていて、目の前に霊がいると、僕は思わずよけてしまいます。だから、霊も、今よけたということは、この人は自分が見えていると気づくわけです。
そして、霊が僕についてくることもあります。
―― 情景が浮かびそうですね。
この本を読むと、このような多数のエピソードが出てくるわけですが、本をまだ読んでいない方のために、ひとこと本をご紹介ください。
シークエンスはやとも この本は、霊視芸人が「こんな世界もある」ということを綴っています。
知らない世界を知ることは面白いと思います。そのきっかけとして、ぜひ、この本をお手に取っていただけたらと思います。
シークエンスはやとも
1991年7月8日生まれ。東京都出身。特技は幽霊と生き霊が見えること。2016年12月より雑誌「女性自身」でコラム「ポップな心霊論」を連載中。吉本興業所属。
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