「美しく生きる人」は、毎日の日課にほんの少しの心がけを添えている。朝、目覚めて最初に意識すること。ランチタイムを味わう方法。寝る前の過ごし方......そんな、美しい習慣をのぞき見してみよう。
『「美しく生きる人」一日24時間の時間割』(三笠書房)は、ほかの人よりほんの少し1日を丁寧に生きるためのヒントを教えてくれる1冊。ベストセラー『一週間で女(じぶん)を磨く本』(三笠書房)の著者・浅野裕子さんが、「あなただけの輝き」をつくるための日々の習慣について、率直ながらも愛に満ちた筆致で読者に語りかける。
本書は、朝の時間、昼の時間、夕方の時間、夜の時間......と、24時間を過ごす上で意識したいちょっとした習慣を1日の流れに沿って学べる構成。今回は、美しく生きるための朝と夜の習慣をご紹介しよう。
まず、朝一番に意識したいのが「いい気分」で目覚めること。単なる早起きではなく、目覚めをすがすがしい気分で迎えることが重要だという。
「どんなに早起きをしたところで、前日に夜更かしをして睡眠時間が足りなかったり、質のいい睡眠をとれていなかったりして、目覚めがよくない状態では、早起きの効用を十分に受けとることはできないからです」
特に、いつも忙しい、時間が足りないと思っている人ほど朝の目覚めを意識したい。浅野さんによれば、気持ちよく早起きして余裕のある時間を過ごすことで、何ごともタイミングよく運ぶという。心と身体が澄みきることで、「勘」が冴える意味もあるからだ。
そんな爽快な気分で朝を迎えるためにも、大切なのが前日の夜。本書では、ベッドに入る前の2時間をリラックスする時間に充てることをすすめている。
寝る2時間前には、その日のうちにやっておくべきことと明日の準備をすませ、難しいことを考えずゆったり過ごすとよい。もし、嫌なことやつらかったことが頭に浮かんでしまっても、できるだけ楽しかったことなどを考えるようにする。郵便物やメールなども極力、朝に見るようにしよう。
「優雅な朝を迎えるために優雅な夜を過ごす。それが、明日を美しく生きる自分の原点になるのです」
寝る前の2時間を大切に過ごすと、すっきりした朝を迎えられる。こうして毎日に余裕が生まれ、美しい生き方へとつながっていく。
次回は「エレガント」をキーワードに、美しい人の心がまえを紹介する。
■浅野裕子さんプロフィール
あさの・ひろこ/静岡県生まれ。作詞家として活躍した後、作家活動を開始。「女性がよりエレガントに美しく生きる」ことをテーマに、ファッションから生き方まで数多くのエッセイを手がける。厳しいながらも愛のある姿勢が多くの女性から支持されている。著書に、ベストセラーとなった『一週間で女(じぶん)を磨く本』、『いつもうまくいく女性はシンプルに生きる』(三笠書房)など多数。
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