2023年5月12日、人気ライター・一田憲子さんのロングセラー『丁寧に暮らしている暇はないけれど。』（大和書房）が文庫化された。
本書は、ライフスタイル誌の人気ライターとして、多くの暮らしの達人たちを取材してきた一田さんが、取材先で出会った暮らしの工夫の中から、自身の暮らしに取り入れている、住・食・衣のマイルールを紹介したもの。
時間に追われる日々、丁寧に暮らすことはなかなか難しいのが現実。大事なのは、自分ができることとできないことを見極めて、自分にとって気持ちのよい地点を見つけることだという。
洋服はたたまない、書類は分類しない、キッチンクロスは洗うのではなく煮る、献立のパターンを作っておく...等、自分にとっての心地よい暮らしを見つけるヒントが満載。部屋づくりのヒントが得られるカラー写真も多数収録されている。見て、読んで楽しめる1冊だ。
【目次】
はじめに
1 時間をかけずにきれいを保つ掃除法
2 最小限の片づけで日々を快適に
3 簡単でおいしい毎日のごはん
4 おしゃれのさじ加減
5 なんでもない時間こそ宝物
■一田憲子さんプロフィール
いちだ・のりこ／1964年京都府生まれ、兵庫県育ち。編集者・ライター。OLを経て編集プロダクションへ転職後、フリーライターに。暮らしまわりを中心に、書籍・雑誌で執筆。独自の視点による取材・記事が幅広い層の人気を集めている。『暮らしのおへそ』『大人になったら、着たい服』(ともに主婦と生活社)では、編集ディレクターとして企画・編集に携わる。著書多数。近著に『明るい方へ舵を切る練習』(小社)、『人生後半、上手にくだる』(小学館クリエイティブ)がある。
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