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まだ間に合う! 名医が教える「60歳から始めるべき認知症ケア」

60歳の現在地

 認知症大国・日本。認知症患者は増え続けており、2050年には65歳以上の4人に1人が認知症になると推計されている。現在でも、すでに85歳以上の55%以上が発症している。

 認知症で要介護になると、自己負担額だけで1カ月83,000円の費用がかかると言われている。「人生100年時代」と言われる現在、発症してから20年は人生が続くと考えると、――その合計は1992万円!

 以上の数字を見て、自分も将来ボケるかも......と不安に思った人は、神経内科認定医・渡辺正樹さんの新著『60歳の現在地 20年後の認知症はもう始まっている』(主婦の友社)が参考になる。

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60歳から気をつければ認知症の予防は可能

 認知症は、一般的に75歳以降に発症することが多い。だが、渡辺さんによれば、脳内の異変自体は、その20年前からすでに始まっているという。つまり、60歳から認知症ケアに気を使えば、ある程度の予防が可能なのだ。

 渡辺さんは、「日本一自律神経を検査している」と称される神経内科医で、認知症をはじめとする自律神経に関わる幅広い疾患および臨床を担当し、数多くの患者を回復に導いてきた。本書には、その渡辺さんがオススメする、一生ボケずに過ごすために「20年前」から始めるべき認知症ケアのノウハウが詰まっている。

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 60歳以降の「自分の現在地」を正しく把握できる「年代別チェックシート」も掲載。60代・70代・80代の年代別の認知症ケアを、マンガやイラストをふんだんに用いてわかりやすく解説している。

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【目次】
数字で見る認知症の未来と現在
自分の現在地を知るための生活習慣チェック
第1章 「20年前」に、何が起きているのか?
第2章 中年期は、歩くか食べないか選ぶ!
第3章 老年期は、生活のリズムを整える!
第4章 老後期は、好きなものを好きなだけ!
第5章 発症後は、知能より意欲!
第6章 語呂で覚えるボケない食事
第7章 今日から始めるボケない運動
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■渡辺正樹さんプロフィール
わたなべ・まさき/愛知県名古屋市・渡辺クリニック院長。神経内科認定医、医学博士。名古屋大学医学部卒業後、名古屋第一赤十字病院の副部長等を経て、エスエル医療グループに参加し、認知症・動脈硬化・自律神経失調症・脳卒中などの神経に関する疾病を専門とする現在のクリニックを開業した。医療機器メーカーの担当者が「日本一自律神経を検査している医師」と語るほど自律神経に関わる多くの疾患および臨床を担当し、患者を回復に導いている。


※画像提供:イマジカインフォス


 
  • 書名 60歳の現在地
  • サブタイトル20年後の認知症はもう始まっている
  • 監修・編集・著者名著者:渡辺正樹
  • 出版社名主婦の友社
  • 出版年月日2023年4月13日
  • 定価1,595円(税込)
  • 判型・ページ数四六判・160ページ
  • ISBN9784074547586

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