より現代の感覚に即した観点から、開運術や風水を日常に取り入れる方法をわかりやすく解説している『あたらしい時代の開運大全』(ダイヤモンド社)。
開運アイテム等に頼るのではなく、開運術の本質や仕組みを理解した上で、より実践しやすい方法にアップデートされているのが特徴的だ。
第3回となる今回は、本書の第6章「金運の新常識」の中から、新しい開運術での金運の考え方や、人生を好転させるためのお金を手にいれるヒントを抜粋して紹介したい。
著者の谷口令さんが風水心理カウンセラーとして顧客から相談を受けるときも、金運に関するものがとても多いのだという。もし金運をアップさせられれば、たとえば宝くじに当たるとか、棚からぼたもちのようなラッキーが起こるのではないか、と思われがちなのかもしれない。
しかし谷口さんは、そのような金運は「昭和の金運」であり、ひと昔前の考え方だと断言する。
「突然転がり込んだ大金を、そのまま貯蓄に回したり、住宅ローンの返済に充てたり」
「こうした使い方では、『お金』が『お金』の状態のままで保管されたり、動いたりするだけで、新しい何かを生み出すことはありません」
一方、あたらしい時代の金運は、従来の金運アップ術とは大きく異なる。お金はあくまで人生を豊かにする道具なのだから、溜め込むのではなくどんどん循環させることこそが大切という考え方だ。
これには、巷で聞くような黄色いアイテムを身につけて金運アップ......のようなテクニックは必要ない。さらに、「お札に窮屈な思いをさせないように」というような理由で長財布を選ぶのも、これからの時代には合わないかもしれないという。現在は、キャッシュレス決済が浸透しているためだ。
「現金の利用頻度が減っているなら、コンパクトな財布でも十分。(中略)軽くてコンパクトな財布に必要最低限の現金を入れて、あとはキャッシュレス決済。手荷物を減らして、軽やかに動いていく。この方が、運気の流れは良くなります」
谷口さん自身も、もう長財布は手放してコンパクトなものを愛用しているそう。もちろん「金運が落ちた」ような感覚はない。
意識するべきは、お金の流れを良くすること。さらには、財布の気の流れをスムーズにするために不要なポイントカードやレシート類は捨てることが推奨されている。
必要な機能はスマートフォンに集約し、大量の紙類でお金の動きを滞らせないこと。いま一度、普段使っている財布の中身を見直してみてはどうだろう。
■谷口令さんプロフィール
たにぐち・れい/風水心理カウンセラー、風水インテリアアドバイザー 、風水心理カウンセリング協会代表理事。学習院短大英文科卒業後、東京海上火災保険(現、東京海上日動火災保険株式会社)、IBM、レナウンなどに勤務しキャリアを積むかたわら、風水気学の大家・宮田武明氏に師事する。方位学、家相学、象意学などの分野で研鑽を重ね、風水・気学コンサルタントとして独立。開運術に心理学を加えた独自のメソッドを構築し、企業や店に向けて、インテリアアドバイスや経営コンサルティングなども含む風水アドバイスを実施するなど、幅広く活躍する。
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