時間や膨大なタスクに追われていて忙しい。そんな時、周りの人への気遣いができずに雑なコミュニケーションをしてしまい、後から後悔。...なんて経験をしたことのある方は多いのではないだろうか。
忙しい時だからこそ、余裕をもって振る舞える人に憧れる。そんな人に近づくには何を意識すれば良いのだろうか。
2023年1月12日『一流のお客様に学んだ気づかい 大人女子の小さなマナー帖』(大和書房)が発売された。
本書では、「身だしなみ」「言葉遣い」「持ち物」「振る舞い」「気づかい」のパートごとに51項目マナーの本質を伝えていく。
著者は、GUCCIの販売員として顧客獲得No.1の実績を持ち、現在はライフスタイルコンサルタントとして活躍する横田真由子さんだ。「こんな時にどう振る舞えるのかで、素敵な人でいられるかどうかが試される」と本書で述べる言葉には説得力がある。
まずは、あなたの振る舞い力をチェックしてみよう。
□1.電車やお店の中、友人とのおしゃべりでは声のボリュームに気を付けている。
□2.エレベーターに乗るとき、降りるとき、「どうぞ、お先に」と、譲ることが多い。
□3.バスやタクシーの運転手さんに「ありがとう」、宅配便の配達員さんに「お疲れさまです」「お世話様です」と、ひと声かけている。
□4.バッグの中に飴の包み紙やレシートを入れたままにしない。化粧ポーチやハンカチは美しいものを持つ。
□5. 通勤時、エスカレーターは走らない。閉じようとしている電車に飛び乗らない。我先に、と席に座らない。
□6.化粧室や食事の後はきれいにしてから立ち上がる。
□7.食器は音を立てずに置く。ドアはゆっくり閉める。椅子を引くときも静かに引いている。
□8.お土産やギフトのお礼はすぐに伝える。
さて、あなたはいくつチェックが入っただろうか。エレベーターや電車に「我先に」と乗り込んでいないか、いただき物へのお礼はすぐに伝えているか、ドアはゆっくりと閉めているか......。いずれもポイントになるのが「心の余裕」だ。
疲れていたり、余裕がないとき、誰もが自分ファーストの行動をとってしまいがちです。「どうぞ」と先を譲るひと言を習慣にすることで、表情も変わってきます。
横田さんがハイブランドの販売員時代に出会ったお客様は品性を感じる人ばかりだったという。主張しないのに優雅であることが「大人の品」なのだ。
日常の小さな動作でも、ちょっとした気の遣い方の違いで、印象もガラリと変わる。周囲の人をもハッピーにできる大人の品格を身につけたい。
本書の目次は以下の通り。
はじめに
PART1 自信を持って人に会える身だしなみ
PART2 きちんとした人に見える言葉遣い
PART3 あなたの印象を美しくする持ち物
PART4 場に調和する振る舞い方
PART5 信頼される人になる気づかい
おわりに
■横田 真由子さんプロフィール
よこた・まゆこ/ミニマムリッチ®コンサルタント/オフィスファーレ代表
株式会社ケリングジャパン(旧GUCCI JAPAN)で店長時代、VIP客の物選びに「優雅な生き方」を学び、独自の「大人エレガンス」を実践する契機となる。2004年「オフィスファーレ」を設立。「上質なものを少しだけ持つ人生」=「ミニマムリッチ®ライフ」を提唱し、セミナー、講演、執筆活動を行う。キャリアコンサルタントとしての経験を活かし、現在はコロナ禍における学生への就労支援も行っている。
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