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Snow Man・宮舘涼太の「永遠のテーマ」となった、亀梨和也の言葉とは?

AERA(アエラ)2023年1月2日-9日合併増大号

 12月26日発売の「AERA(アエラ)2023年1月2日-9日合併増大号」(朝日新聞出版)の表紙は、Snow Man・宮舘涼太さん。インタビューでは、Snow Manのメンバーとして、また「舘様」の名で情報番組などでも活躍する存在として、「等身大の仕事哲学」を語っている。

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3年ぶりの歌舞伎でまさかのサプライズ

 2023年1月に「初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』」で、3年ぶりに歌舞伎に挑戦する宮舘さん。3年前に共演した市川團十郎さんから誘いがあったことに、「やってきたことは間違っていなかったという『答え』をいただけた気もして、お話をいただいたときは本当にうれしかった」という。

 『SANEMORI』は「源平布引滝」から「実盛物語」を軸に創作された演目で、宮舘さんが3年前に出演した演目「ABKAI」の再演でもある。武士の鑑と言われる主人公・斎藤実盛が、平家に仕える身でありながら、恩義ある源氏に忠義を尽くそうとする姿を描いている。宮舘さんは前回、幼いころ実盛に命を救われながら、後に対峙する立場となる源義仲を演じていた。

 今回は義仲の父・源義賢も加えて一人で二役を務めるが、実はそのことは製作発表の際、サプライズで知らされた。

 頭が真っ白になりました。團十郎さん、また冗談がお好きなんだから、と思って(笑)。でも、逆にそれを聞いて一気に緊張がほぐれたと言いますか。僕自身、前回と同じよりはと思う部分もあった。前回よりハードルが上がって、自分がどう揉まれるのか、台本を読ませていただくうちに「やってやるぞ!」という気持ちが芽生えました。(宮舘さん)

亀梨和也の言葉が「永遠のテーマ」

 そして、「舘様」と呼ばれ、貴族キャラとして愛され始めたころの戸惑いについても回想。ジャニーズ事務所に入所してすぐの12、13歳の頃には既に「舘様」と呼ばれ始めていたが、そのことに「いや、なんで『ミヤ』を忘れて『だて』で『さま』? そのまま宮舘でよくない?」「"様"らしくふるまわなくちゃいけないの? なんか本当の俺と違うよ?」と思っていた時期もあったという。

 しかし、高校生のころに出演した舞台で失敗して落ち込んでいたとき、座長だったKAT-TUNの亀梨和也さんにかけられた言葉をきっかけに、「舘様」への意識が変わったという。それは、「お前プロだろ。お前を見に来てくれた人がいるんだから、幕が開いたら気持ちを切り替えて自信を持ってやれ」というもの。

 その言葉で、それまでどこか部活感覚だったものが仕事に切り替わった。あのときの言葉は、今も自分の中に「永遠のテーマ」として残っているくらい響きました。「それぐらい覚悟を持ってやれよ」「お前はもうそういう世界に足を踏み入れているんだぞ」ということだと思うんですけれど、やっぱり言葉のチョイスも最高なんですよ。「ナイスチョイス」(よく響く低音で)です。(宮舘さん)

 そこからは「舘様ね。はいはい、わかったよ」と、すべてを受け入れるようになったという宮館さん。定着した「貴族キャラ」や「ロイヤル担当」というイメージも、ファンやメンバーの導きあってのものだと、自らの芸能生活を振り返っている。

 このほか、情報番組「ラヴィット!」で得た気付き、「滝沢歌舞伎」での滝沢秀明さんとのエピソードなどについても語っている。

成田悠輔、日本にまん延する「妄想」を語る

 巻頭特集は「2023年を動かす114人」。さまざまなジャンルの「旬の人」を紹介している。

 「2023年 注目の人インタビュー」には、この1年テレビなどで引っ張りだこだった経済学者の成田悠輔さんが登場。「"いろんなことをやっていて、結局何をやっているかわからない人"でいいんじゃないかと」とゆるい目標を語る一方、今の日本には「"日本人は日本国内でがんばることが日本のため"という妄想がまん延」していて、「ここ数十年で日本人は間違った愛国心を抱くようになっちゃった」と危惧する場面も。

 このほか、連載「現代の肖像」では、映画「ケイコ 目を澄ませて」やドラマ「アトムの童」に出演した話題の俳優・岸井ゆきのさんが登場。映画監督の三宅唱さんら関係者に丁寧に取材を重ねた人物ルポルタージュとなっている。連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、木村多江さんがゲストの対談2回目。撮影現場で「勝ち負け」を気にして苦しくなっていたことなど、演技との向き合い方にかんする深い話を展開している。

 今号では、以下の記事も掲載。

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棋承転結 森下卓九段
2022年アエラ1行コピー47連発

※画像提供:朝日新聞出版


 
  • 書名 AERA(アエラ)2023年1月2日-9日合併増大号
  • 出版社名朝日新聞出版
  • 出版年月日2022年12月26日
  • 定価470円(税込)
  • 判型・ページ数88ページ

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