現代にも"呪い"はある? いわくつきの"呪物"を、もしこの目で見たとしたら――?
呪物や怪談を蒐集している"オカルトコレクター"の田中俊行さんが、呪物コレクション54点をオールカラー写真つきで書籍にまとめた。『呪物蒐集録』(竹書房)だ。
見るだけで障る 圧倒的な呪力
実在する呪物の因縁や今も起きる怪奇現象
そのすべてが語られる――
本書収録の呪物を一部ご紹介しよう。
●チャーミー
滋賀県のとある介護施設に、いつからかあったもの。利用者がこの人形を可愛がると、可愛がった人がことごとく死んでいった。気味悪がって地下の倉庫にしまっても、何日後かにいつのまにか出てきた。田中さんが譲り受けてからは、部屋の電気が明滅する、勝手にSiriが立ち上がるなど電気系統のトラブルが相次ぎ......。
●カンリン
チベットで作られている笛。罪人の大腿骨でできている。吹くことで罪人の骨に残った善の心を世に撒くとされるが、稀に妊婦の骨の場合があり、それを吹くと逆に悪霊を呼ぶとされる。田中さんが部屋でこれを吹くと、2階なのに外から壁を叩かれたという。
●水月
琵琶湖の竹生島で見つかった木の人形。中は空洞で、田中さんは呪詛を書いた紙などを入れていたのではないかとみている。霊感のある人物に見せたところ、急にみぞおちが痛み出したという。
本書の帯には、「見るだけで障る」との文字。もしかしたら、呪物の写真を見てしまったあなたにも霊障が......?
【目次より】
第1章 怨念が籠もった呪物
藁人形/呪詛人形/トゥピラク/人骨笛カンリン ほか
第2章 神と信仰の呪物
オシラサマ/ブードゥー人形/ヤヌス/クマントーン ほか
第3章 霊が憑依した呪物
呪殺人形チャーミー/マネキンの首/ポン/幽霊土鈴 ほか
第4章 数奇な運命の呪物
鵺の手/オラクル/首狩り族の装飾スカル/死者の書 ほか
呪物蒐集家特別対談 田中俊行×相蘇敬介
■田中俊行さんプロフィール
たなか・としゆき/怪談・呪物収集家。オカルトコレクターの肩書を持つ。4年連続で怪談最恐戦に出場し、2021年怪談最恐位に輝いた。下駄華緒とのYouTubeユニット「不思議大百科」のほか、メディアやトークイベントで活躍中。
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