生きものが好きだから、将来は獣医さんか動物園の飼育員さんになりたい!
とっても素敵な夢だね。だけどちょっと待って。生きもの好きがなれる仕事は、ほかにもたくさんあるよ。
そう教えてくれるのが、両生類や爬虫類、水辺の生きものなどを専門に撮影している写真家の松橋利光さんだ。著書『プロの履歴書からわかる 生きものの仕事』(山と溪谷社)では、さまざまな「生きものの仕事」に就くにはどうすればよいのかを具体的にまとめている。
本書に掲載されているのは、動物の飼育員、獣医、研究者など定番の職業から、野生動物の調査員、馬のマッサージ師、剥製士といったマイナーな職業まで実に幅広い。
生きものに関連する仕事をしている80人のプロたちが、なぜその仕事に就いたのか、どんな努力をしたのか、仕事内容や、やりがいなどを履歴書形式でまとめている。
目次
はじめに「生きもののお仕事をする人になれるでしょうか?」
本書の使い方
1章 生きもののすばらしさを伝える仕事
水族館・動物園の飼育員 ほか
コラム:飼育員さんの一日
2章 生きものの健康を守る仕事
獣医師、動物看護スタッフ、装蹄師 ほか
コラム:国家資格となった動物看護師
3章 人と生きものの暮らしを支える仕事
ペットショップ店員、トリマー、調教師、乗馬インストラクター ほか
コラム:ペットショップで働く人はどんな人たち?
4章 生きものについて調べたり研究したりする仕事
研究者、学芸員、標本士、野生動物の調査、レンジャー ほか
コラム:「生物部生徒交流会」を見学させてもらいました!、生きものの仕事に関連する資格
おわりに
仕事をしていく上で必要になってくる資格や今後の目標、夢、そして生きもの関連のお仕事を目指す人へのメッセージなども掲載。リアルな体験談を読むことで、やりたい仕事や向いている職種、進路を決めるヒントになるだろう。
■松橋 利光さんプロフィール
まつはし・としみつ/1969年神奈川県生まれ。写真家。両生類や爬虫類、水辺の生物などを専門に撮影している。近著に『奄美の道で生きものみーつけた』『小さなイルカ「わたしはスナメリ」』(新日本出版社)、『くらべてわかるカエル』(山と溪谷社)など多数。
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