仕事、家事、子育て、介護、人間関係...と超多忙な生活を送っていると、なかなか機嫌よくしてばかりもいられない。ゆっくりランチを食べる時間もない中で、どうやって快適に生きていくのが良いのだろう。
思春期の双子、要介護の義父母、妖精キャラの夫、和牛のような犬と暮らす人気エッセイスト村井理子さん。快適に暮らすコツは「私たちのこだわり、だいたいのことは、他者にとってはどうでもいい」と理解することにあるという。
2022年12月16日『いらねえけどありがとう いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとの私たちが救われる技術』(CCCメディアハウス)が発売された。
本書では、ルーティンをこなすだけでもたいへんな現代社会を乗り切るための、村井さん流のマインドセットとノウハウが紹介されている。たとえば、こんな具合に。
‐オムライスを完食できないほどの苦悩――逃げ場がない子育てからもときには逃げて
‐冷蔵庫は家具である――私らしい暮らしとは発想を変えて物事を見ること
‐スケジュール管理のコツ――歯医者も美容院も予約は死守せよ
‐人生を揺るがすピンチが訪れたら――目の前の小さなことから片づける
‐リングに立つ私たち――SNSで呪われないためには関わらない
‐死んでから感謝撲滅委員会――血の繋がった家族をみんな亡くして強く思うこと
後回しにしがちなスケジュール管理のコツやピンチの対処法など、頭の中に入れておきたいノウハウがたっぷり。できるところから実践してみよう。自分らしくマイペースに過ごせる時間とゆとりが増えるかも?
目次は以下の通り。
Chapter 1 私たちは、何かに追われていると思い込みがちな存在である
Chapter 2 私たちは、じつに無力でちっぽけな存在である
Chapter 3 私たちは、他者との関わりで揺れ動いてしまう存在である
Chapter 4 しかし、そんな私たちは、マジ愛しく最高の存在である
■村井理子さんプロフィール
むらい・りこ/翻訳家・エッセイスト。1970 年静岡県生まれ。著書に『兄の終い』『全員悪人』(CCCメディアハウス)、『家族』(亜紀書房)、『本を読んだら散歩に行こう』(集英社)、『更年期障害だと思ってたら重病だった話』(中央公論新社)ほか。訳書に『家がぐちゃぐちゃでいつも余裕がないあなたでも片づく方法』(K・Cデイビス、SBクリエイティブ)、『ゼロからトースターを作ってみた結果』(トーマス・トウェイツ著、新潮社)ほか多数。
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