鹿児島県奄美市にある郷土料理の名店「なつかしゃ家」。伝統の料理法を守り、本物の香りと味付けを誇り、地域社会に活気を与えて続けてきたアジアの台所にとって不可欠なレストランに贈られる「エッセンス・オブ・アジア」にも選出されるほどの名店だ。もちろん、奄美でも多くの人の胃袋を掴んでいる。
2022年10月3日発売の『健康・美肌・長寿の島の贈り物 奄美ごはん』(東京ニュース通信社)では、本店の店主・恵上イサ子さんが、奄美料理のレシピや食文化を紹介していく。
「長命草」「みき」など健康食品としても注目の食材や、「鶏飯」「焼酎」「黒糖」など奄美で人気の食材を生かしたレシピを紹介。また、健康や美肌、長寿の秘訣となる食文化も教えてくれる。
著者の恵上イサ子さんのメッセージは以下の通り。
奄美には独特の食文化があります。長寿の島といわれる理由とも思われる、健康によい食材にも恵まれ、この土地で生まれ育った私は古希を迎える年代ですが、風邪など滅多にひきません。
本書には、日頃から料理に向き合う中で大切にしていることを込めました。レシピだけでなく、食材のこと、特産品や文化のこと、さまざまな紹介もございますので、どれか一つでも興味を持っていただき、奄美を身近に感じていただけますと幸いです。
恵上イサ子
健康に良い奄美の料理を家で味わうことができる。そして、読むと旅行に行きたくなる、豊かな食文化も紹介されている。ぜひとも、奄美の名店の魅力に浸ってほしい。
■恵上イサ子(えがみ いさこ)さんプロフィール
奄美大島の郷土料理の店「なつかしゃ家」店主。中学校の校長を定年退職後、奄美の食文化を後世に伝えるべく、2012年、古民家を改築した「なつかしゃ家」をオープン。今も数多くの教え子たちが恵上先生を慕って訪れる同店は、地元住民、観光客だけでなく、名だたる著名人にも愛される名店に。2021年にはアジアの豊かな食文化を伝えるレストランのリスト「エッセンス・オブ・アジア」にて、日本からの6 店舗にも選出される。一度訪れた人はイサ子さんに会いに行きたくてまた足を運ぶといわれ、いつでもおかえりと迎えてくれる奄美のあんまぁ(お母さん)。
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