「ひとりで好きな場所に行き、ひとりで好きなことをして、ひとりの時間を楽しむ。そんな彼女を"ソロ活女子"と呼ぶ」――。
江口のりこさん主演のドラマ「ソロ活女子のススメ」(テレビ東京系)の公式本『ソロ活女子のススメ ドラマ公式ガイド』(世界文化ブックス 発行、世界文化社 発行・発売)が刊行された。
ドラマでは江口さん演じる主人公・五月女恵(さおとめ めぐみ)が、複数で楽しむのが常識とされてきたスポットにソロで乗り込み、自由で贅沢な時間を堪能する姿が反響を呼んだ。
本書は、ドラマに登場した全ソロ活スポットを網羅した巡礼ガイド。アフタヌーンティー、工場夜景クルーズなど「やってみたい!」と憧れるものから、サバゲー、ヘリクルーズなど「こんなこともできるの!?」と驚くものまで。ドラマのファンのみならず、ドラマを観ていない人も存分に楽しめる1冊。
五月女恵は、「ダイジェスト出版」編集部の契約社員。毎週テーマを決めてソロ活に勤しむ、アラフォー独身女性。ふだんはなるべく倹約し、ソロ活するときはお金を惜しまない。「ソロ活の魅力はなんといっても、その対象に忠実に向き合えること」だと考えている。
ソロ活をはじめる前に押さえておきたいのが、「ソロ活 5つのマイルール」。目の前にあるソロ活に全神経を注ぎ込み、その場の流れに身を任せ、出会った人の声に耳を傾け、はしごソロ活も辞さず、すべてのソロ活女子&ソロ活男子をリスペクト!
本書に収録された24のソロ活から、2つをピックアップしてご紹介しよう。
1つ目は、カップルの牙城にソロで乗り込む「ソロプラネタリウム&ソロラブホテル」。プラネタリウムはひとりで行けなくもないが、そのあと恵が向かったのは、まさかのラブホテル。
恵自身、はじめは周囲の視線を気にして力んでいたが、受付の人は淡々と手続きをしてくれた。こういうスポットにソロで行くのは......と恥ずかしがっているのは、ただ自分が勝手にそう思い込んでいるだけ。この日、恵はソロ活の本質を改めて理解した。
「自らの自由を奪っているのはほかでもない、他人のせいにしている自分自身」
2つ目は、ドレスに着替えてシンデレラ体験「ソロリムジン」。恵が記念すべき40歳の誕生日に予約したのはドレスでリムジン。40歳の節目になにか特別なことをしたくなる気持ちはよくわかるが、想定外のチョイスだった。
夢のような一夜を過ごした恵。翌日は町娘に戻ったシンデレラの気持ちに。複数人のパーティーもいいけれど、ソロ活はひとりだからこそ、記憶が鮮明に残っている気がしたのだった。
「自分のためだけにドレスアップ。最高の空間で楽しむ贅沢な時間」
ドラマの原案は、朝井麻由美さんの『ソロ活女子のススメ』(大和書房、2019年)。「『みんなで一緒』と『ひとり』を対立構造にしたいわけではない」「自分の『好き』に素直に生きたいだけ」との思いが込められている。
到底思いつかないようなスケールの大きなソロ活の数々。気になるものからトライしてみては? ソロ活は、自分を見つめ直し、大切なことに気づくきっかけになるだろう。
■目次
part1 非日常を味わい、新しい視点に出合う
ソロアフタヌーンティー/ソロシティホテル/ソロサバゲ―/ソロ工場夜景クルーズ/ソロ温泉はしご
part2 常識を打ち破る! ブレイクスルーソロ活
ソロバーベキュー/ソロ中国料理/ソロフレンチフルコースディナー/ソロプラネタリウム&ソロラブホテル
part3 「食べるソロ活」で自分軸を取り戻す
ソロ焼肉/ソロ寿司/ソロコナモン/ソロせんべろ
part4 「バック・トゥ・ベーシック」童心に帰ろう
ソロ昭和レトロ/ソロ動物園&ソロ水族館/ソロ遊園地/ソロ銭湯
part5 ソロだけど、ひとりじゃない「ソロスポーツ」
ソロボウリング/ソロ暗闇サイクル/ソロ東京カヤック&東京スカイツリー/ソロボルダリング
part6 夢をかなえる ソロ活至高体験
ソロリムジン/ソロ気球/ソロヘリクルーズ
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