「不老不死は実現する?」
「隣に人がいるとおしっこは出にくくなるのか?」
「核戦争が起きてもゴキブリは生き残ることができる?」
こんな疑問を、大真面目に実験で解き明かした科学者たちがいる。『世界の研究者が調べた すごすぎる実験の図鑑』(カンゼン)は、本当にあった「そんなこと調べるの!?」という100の実験を集めた一冊だ。心理学、生物学、脳科学、人工知能などジャンルは多岐にわたり、ページをめくるたびに「へえ~!」と声が出る。
「隣に人がいるとおしっこは出にくくなるのか?」を調べた実験を紹介しよう。男性なら日頃なんとなく実感しているシーンかもしれないが、実際のところは......?
この実験は、パーソナルスペースにまつわる研究としておこなわれた。男子トイレの小便器で用を足す際、パーソナルスペースは容赦なく侵害される。もしパーソナルスペースの侵害が緊張を引き起こすなら、トイレの小便器では人との距離が近いほど放尿開始時間が遅れ、放尿が終わるまでの時間が減少するはずだという仮説を、実験で検証した。
実際に大学の男子トイレで計測した結果、
一人のとき 開始:平均4.9秒 終了:平均24.8秒
一つ向こうに人がいるとき 開始:平均6.2秒 終了:平均23.4秒
すぐ隣に人がいるとき 開始:平均8.4秒 終了:平均17.4秒
という結果に。人との距離が近いほど放尿開始が遅れ、放尿時間が短くなることがわかった。「隣に人がいるとおしっこは出にくくなる」は本当だった!
他にも、「床に落ちた食べ物も5秒以内に拾えば問題ない?」「自分の子どものウンチはなぜそこまで汚いと感じないのか?」「能力の低い人ほど自分の能力を過大評価する?」などなど、誰もが一度は気になったことがあるものから「そんなこと調べる??」と思うようなものまでユニークな実験が盛りだくさん。読めば絶対、明日誰かに話したくなるはず。
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