コーヒー片手に短歌はいかが？
歌人・山田航さんの最新歌集『寂しさでしか殺せない最強のうさぎ』（書肆侃侃房）の刊行を記念して、café&books bibliothèque（カフェ＆ブックス ビブリオテーク）でフェアが開催される。期間は2022年8月19日（金）～9月30日（金）だ。
からかはれ倒してふたり逃げ場所はコーヒー香る部屋と決めてた
きれいごとたわごとうわごとえそらごとまるごと君のなら聴きたいよ
すいません、聞き取れませんでしたけどSiriはあなたの声が好きです
『寂しさでしか殺せない最強のうさぎ』には、コーヒーが美味しくなる短歌や、ほっとするひとときに寄り添う短歌がたくさん。フェアでは、短歌をデザインしたドリップコーヒーやトートバッグが限定販売されるほか、短歌を"飾れる"フリーペーパーが配布される。
雨宿りやめる決意を君はする止んだのか濡れる気かは知らない
ひかりってめにおもいの、と不機嫌だごめん寝てるのに電気つけちゃって
（収録作品より）
◇短歌ドリップコーヒー／全6種（税込250円）
新作歌集からセレクトされた6つの短歌が、ドリップコーヒーの封筒に。それぞれの短歌のシーンを表現した、文字が流れるようなデザインにときめいて。
◇短歌トートバッグ／全6種（税込1,100円）
新作歌集からセレクトされた6つの短歌が、歌集がぴったり入るサイズのトートバッグに。毎日のくらしにも使いやすいサイズ。短歌と一緒にちょっとお出かけしてみては。
配布されるフリーペーパーには、山田航さんが「コーヒーとわたしと短歌」をテーマに選んだ短歌9首が掲載されている。まだコーヒーが生活に根づく前の明治時代から、コーヒーがすっかり私たちの相棒となった現代まで、あらゆる「コーヒー短歌」が一枚に。ミシン目を切り取ると、お気に入りの短歌を飾ることができる。
コーヒーを初めて見たるばばさまが毒ぢや毒ぢやと暴るる話
（石川美南『離れ島』〈本阿弥書店〉2011年）
KALDIで豆を買おうよまだ知らない国の名前っぽいやつがいい
（toron*『イマジナシオン』〈書肆侃侃房〉2022年）
カフェ＆ブックス ビブリオテーク20周年特別企画
歌人・山田航 歌集『寂しさでしか殺せない最強のうさぎ』刊行記念フェア
―コーヒーとわたしと短歌
2022/8/19(金)-9/30(金)
カフェ＆ブックス ビブリオテーク5店舗にて開催
東京・有楽町／東京・自由が丘／大阪・梅田／福岡・天神／熊本・鶴屋
※熊本店のみ9/1(木)スタートとなります。
【店舗概要】
■café&books bibliothèque＜カフェ＆ブックス ビブリオテーク＞
毎日がちょっぴり楽しくなる本やアート、デザイン雑貨をセレクトしたショップを併設したカフェ。昼は楽しいランチの場として、夕方はさっと立寄り一息できる場所として、夜は大切な仲間とゆっくりお食事を楽しむ場所として。いつでも暮らしのそばにある「新定番」のお店を目指します。
[東京] 千代田区有楽町2-5-1 ルミネ有楽町店 ルミネ1 3F／TEL：03-5222-1566
[東京] 目黒区自由が丘1-11-7 エトモ自由が丘／TEL：03-5726-8172
[大阪] 大阪市北区梅田1-12-6 E~ma B1F／TEL：06-4795-7553
[福岡] 福岡市中央区天神2-10-3 VIORO B1F／TEL：092-752-7443
[熊本] 熊本市手取本町6-1 鶴屋百貨店 東館1F PARKTERiA／TEL：096-323-5270
■山田航（やまだ・わたる）さん
1983 年札幌生まれ。札幌在住。第一歌集『さよならバグ・チルドレン』（ふらんす堂）、第二歌集『水に沈む羊』（港の人）。 編著に『桜前線開架宣言』（左右社）、エッセイに『ことばおてだまジャグリング』（文藝春秋）。
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