「38年かけてやっと自由な生活手に入れたんだから、伸び伸びしたくないー?」
家事力ゼロのキャリアウーマン、科学とロジックを使って家事を楽に行う天才エンジニア、謎の子供による3人での同居生活を通して、家庭における男女の役割分担や働く女性のリアルな課題を描く話題作、『西園寺さんは家事をしない』(講談社)待望の第1巻が発売された。作者は『ホタルノヒカリ』などの作品があるひうらさとるさん。現在、月刊コミック誌「BE・LOVE」(講談社)で好評連載中だ。
西園寺一妃(いっき)、38歳。「家事を楽に楽しく」がコンセプトの家事アプリ開発企業「レスQ」でヒット企画を次々とかたちにしていく、有能なキャリアウーマンだ。さぞ、家事に詳しいのかと思いきや、プライベートではまったく家事をしない。
料理は一切せず、近所のお惣菜屋にパラフィン紙の容器を持参し、何回か使ってへたったら捨てる(エコというより洗い物を減らすため)、服は乾燥まで全自動でやってくれる洗濯機がクローゼット代わりという徹底したずぼらっぷり。掃除は「しなくても死なない」とネコと一緒に綿ぼこりを眺め、家事代行業をしている親友にお世話になりっぱなし......。
そんな一妃の会社にある日、シリコンバレー帰りの29歳天才エンジニア・楠見俊直がやってきた。
「...いかにも理系の コミュ力低い天才って感じ...」
入社早々、天才ぶりを発揮する楠見に苦手意識を持つ一妃だが、上司からは楠見と組むよう命じられてしまう。そしてプライベートでも、ある出来事をきっかけに、2人は急接近する。さらに謎の少女までついてきて、なんと3人で「偽家族」を演じることに?!
恋愛要素もありながら、新しい家族のあり方や、男女の役割分担といったテーマも織り込んだ、ちょっぴり考えさせられるラブ&ファミリー物語。「西園寺さんは家事をしない」ままでいられるのか? 偽家族の行く末は? 今後の展開から、目が離せない。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?