大人気マンガ『推しの子』(集英社)のアニメ化が発表された。「芸能界の闇がリアル」と話題を呼んでいる本作。どんなキャストでどう描かれるのか、続報が待ち遠しい。
『推しの子』をはじめ、「推し」をモチーフとしたマンガは数多い。「推し」と「オタク」がまさかの関係に!? 「推し」を描いたマンガを5作品一気に紹介しよう。
『推しの子』(集英社)赤坂アカ原作・横槍メンゴ作画
アニメ化が決定した本作。「推しの子」とは、読んでそのまま「推しのアイドルが産んだ子ども」のことだ。
大人気アイドル・星野アイが活動休止した。悲しみに暮れる"アイ推し"の産婦人科医・ゴローのもとに、なんとアイが現れる。アイは極秘で妊娠していたのだった。「安全に元気な子どもを、僕が産ませる」そう誓ったゴローだったが、出産を間近に控えたある日、ゴローはアイのストーカーに襲われ命を落としてしまう。再び目を覚ますと、ゴローはアイの息子になっていた......。
斬新な設定と先の読めない展開、リアルな"芸能界"の描写。アイドルの嘘ときらめきを描いた大人気作品を、ぜひアニメの前に読んでみて。
『多聞くん今どっち!?』(白泉社)師走ゆき
大人気グループ「F/ACE」の福原多聞くんは、セクシー&ワイルドなアイドルの鑑。そんな多聞くんを推している木下うたげは、家事代行アルバイトの代理で初めての家へ行くことに。先方の名前は「福原多聞」。そう、うたげの推し本人だった。
そこにいた多聞くんはなんと、アイドルの彼とは別人のようなジメジメネガティブ陰キャ......。「ごめんなさい本当にごめんなさいウソつきクソ野郎で......」そんな弱音を吐く多聞くんに、うたげはブチギレ。「ファンの愛舐めてます?」
アイドル「多聞くん」を守るため、うたげはジメジメの多聞くんを全力でサポートすることに。アイドルとファンが直接出会ってしまう話なのに、ステージの多聞くんが大好きなうたげの貫く"オタクマインド"が爽快! すべてのオタク、そしてすべてのアイドルに捧げる"推し活"ラブコメ。
『ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~』(竹書房)星来
さわやかな「推し活」のあとは、粘着ドロドロの「推し活」も。こちらの「推し」はアイドルではなく、インターネットで動画を配信している、いわゆる"配信者"だ。
女子大生・ヒナは、配信者グループ「COSMIC」のメンバー・スバルに"ガチ恋"している。スバルくんと付き合いたい、誰にもとられたくない、他のスバル推しはみんな邪魔! 日々自分を磨き、お祝いのケーキを作ってSNSに投稿し、配信で"投げ銭"をするヒナ。そんなヒナのもとに、ある日見知らぬアカウントからDMが届いて......。「スバルです。よかったらご飯でもどうかな?」
タイトルと表紙がちょっとホラーだが、内容がグロいわけではない。でも、オタクの欲望と"推される側"の裏の顔は、ある意味ホラーかも......?
『究極のコミュ障オタク女子の私がソシャゲの世界にきたけど、推しが尊すぎてつらい』(宙出版)悦若えつこ
続いての推しは"二次元"! 主人公の葵は、人と話すのが大の苦手だ。なかなか現実の友達ができずにゲームに没頭する毎日。「ゲームの世界に行きたい、ゲームの世界で生きたい......」と思っていたら、突然ゲームの世界に入っちゃった!?
「アンタが俺の御主人か?」顔を上げるとそこには、推しキャラクターの剣士・グレン様が。カードでも画像でもなく、目の前で動いて喋ってる......!? たとえ推しでも、目の前に現れるとうまく話せない葵。でも、グレン様は葵のことを知りたいと言ってくれる。推しとなら恋したいかも......?
すべての二次元オタクの願い、「二次元の世界に行きたい」を叶えるラブコメ。
『推しが辞めた』(講談社)オガワサラ
オタクには、幸せなときもあれば、目の前が真っ暗になるときもある。アイドルオタクにとって何よりもつらいのが、推しがアイドルを辞めることだ。
みやび25歳、一人暮らし。派遣の手取り14万円、副業の風俗で30万円、貯金残高5万円。毎月の収入のほとんどを、「6hourS」のミクくんこと小松未来のために使っている。そのことを後悔したことは一度もない。ミクくんのためなら何でもできる。ミクくんがいるから私は幸せ......。そんなある日、何の前触れもなく、ミクくんの脱退が発表された。
どん底に落ちるみやび。ネットに飛び交う憶測。オタク友達に支えられて何とか気持ちを立て直すも、友達が遊びに連れ出してくれた先で、偶然ミクくんを見かけてしまう。ミクくん、どうして辞めたの......!?
風俗、パパ活、転売、親金。オタクにもいろいろな隠し事があれば、アイドルにも隠し事がある。「推し」と「オタク」の言えないアレコレを、リアルに暴いていく作品。
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