Netflix Japanは、ホラー漫画家・伊藤潤二さんの20作品を『マニアック』としてアニメ化することを発表した。アニメ作品は2023年に配信予定だ。
アニメ化される20作品のうち、発表されたのは以下の3作品だ。
・富江
・双一
・首吊り気球
※富江、双一はシリーズ中どの話がアニメ化されるかは未公開
それぞれ、どんな作品なのか簡単に説明しよう。
「富江」シリーズ
「富江」は伊藤さんのデビュー作だ。絶世の美少女・富江は、魔性の魅力で数々の男たちを虜にする。しかし富江は女王様気取りで、男たちを下僕のようにあしらう。富江に恋する男たちは、やがてみな彼女に殺意を抱くようになる。男たちは富江を独占するため、あるいは富江の態度に業を煮やして、富江を殺害してしまう。しかし、富江は死なない。何度殺されてもよみがえるのだった--------
伊藤さんは富江について、身近な人が急に亡くなると、そのことが信じられなくて今にもまたひょっこり姿を現しそうな感覚に襲われることがあり、それを富江のストーリーに込めたそう。とはいえ、本当に死者が帰ってきたら誰でも震え上がってしまう。
「双一」シリーズ
「双一」は小学生の陰気な少年。鉄分を摂取するために、常に釘を口にくわえている。他人を見下しがちな半面、臆病で、人に対してすぐ逆恨みしては趣味の呪いをかける。富江に比べるとややコミカルなキャラクターだが、そこはホラー漫画。双一の呪いは本物なのだ。
伊藤さんは、双一のキャラクター造形について、「目の表情」が特にポイントだという。ぜひ双一の目に着目して読んでみてほしい。
「首吊り気球」
最後に、読み切り作品ながら根強い人気を誇る「首吊り気球」を紹介しよう。人気アイドル・藤野輝美が不可解な首吊り自殺を遂げたのち、輝美の巨大な生首が宙に浮かんでいるのが目撃される。ある夜、輝美の恋人・晋也が首を吊ったのだが、彼を吊り上げたのは、首吊りワイヤーをぶら下げた晋也の巨大な生首だった。
巨大な生首が飛んできて次々に人の首を吊っていくという、強烈な世界観。一度読んだら忘れられない恐怖体験だ。
これらの原作を、『マニアック』はどうアニメで表現するのか。原作を読みながら、アニメの続報を待ちたい。
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